【司牡丹 本醸造 古酒】
おだやかな 蜜甘旨苦 熟成酒
司牡丹さんの飲み比べの3本目。最後は本醸造の古酒です。公式サイトによると「日本酒の古酒の入門酒として最適」とのこと。良いですね。期待。
さっそく飲んでいきましょう。
色は、古酒のイメージじゃないきれいな透明。
でも香りにはしっかり熟成感があります。
口当たり、やさしい蜜甘おだやかに。それがふくらみ、旨味もぼわん。奥にじんわり熟成苦味。乳酸酸味もじわじわ出ます。
後味ほんのり甘味だけ。でも熟成の風味は口いっぱいに残ります。
やっぱり熟成酒ですね。ただ、しっかり熟成感があって存在感もあるわりに、強くはなくてきれいです。美味しかった! クセもそんなにないので、確かに古酒の入門にぴったり。
ジブリで例えると「紅の豚」の、ガソリンを買うシーンで、昼間からワイン傾けてる爺さんたち。ポルコ「”さらばアドリア海の自由と放埒の日々よ”ってわけだ」→爺「それ、バイロンかい?」→ポルコ「いや、俺だよ。またな」のシーンです。この爺さんたち、年は取ってるし、世界恐慌で大変な時代のはずなんですが、飄々として実に楽しそうなんです。人生を楽しんでる感じ。
好き度:★★★★
【DATA】
蔵元:司牡丹酒造株式会社(高知県高岡郡佐川町)
造り:本醸造 古酒
精米歩合:65%
アルコール度数:15~16% ・・・ 普通
日本酒度:+5前後 ・・・ 辛口
酸度:1.4前後 ・・・ 普通
製造年月:2024年6月
関連記事:
司牡丹酒造 司牡丹 本醸造 古酒 720ml x1(代引不可)
- 価格: 1470 円
- 楽天で詳細を見る