【東京駅酒造場 どぶろく】
ピリ甘酸 上品きれいな にごり酒
はじめましてのお酒、東京駅酒造場さんのどぶろくです。
東京駅酒造場さんは、2020年8月に、東京駅グランスタにできたお蔵さん。東京駅の中にお蔵さんを作るという発想にまずびっくりしますが、それだけじゃない。作ったのは、東京の有名な酒屋さん、はせがわ酒店さんです。酒蔵じゃなくて、酒販店なんですよね。
しかも、この東京駅酒造場さん、日本酒の酒造免許を新規で取得したんです。これは本当に凄いこと。これまで、日本酒の酒造免許って、新規取得することはほぼ不可能だったんです。だから、新規で酒蔵を立ち上げたい場合は、既存の酒蔵の免許を買い取るか、どぶろくや副原料を使った「その他醸造酒」を作る場合がほとんど。それを認めさせたのだから、はせがわ酒店さんの努力は並々ならぬものがあったのだと思います。
とは言え、今回いただくのは、日本酒ではなくどぶろく。日本酒の場合は、発酵した
色はきれいな白。
上立ち香、ふわっとやさしい米麴。おだやかで、控えめだけど良い香り。
口当たり、とろりピリピリ甘酸味。濃厚なとろっとした食感に続いて微炭酸がピリっ。そして甘酒のやさしい甘味と、カツンと乳酸リンゴ酸。甘味がふわっと広がって、味わいすっと引いていき、こんなに濃いのに後味は、全くベタつき残さずに、ほの甘さわやかきれいに消える。うっま!!!
アテは、酒粕クリームチーズ。ほど良い甘味の付いたやわらかクリチ。後半、ミルク感のある塩コク味がふわっと出てきて、めちゃくちゃ美味しいです。まあ、甘味が打ち消し合うから、どぶろくにはあんまり合わなかったんですけどね。
ジブリじゃないけど例えると「カリオストロの城」のクラリス。けがれなく美しく、芯はしっかりしています。
好き度:★★★★☆
本日のお絵描きは
— 猫山オモチ (@nekoyamaomochi) 2023年8月28日
「カリオストロの城」より
クラリスでした。
#REALITYで描いてみた
#REALITYイラスト部 pic.twitter.com/ikri5uwsNO
【DATA】
蔵元:株式会社 はせがわ酒店(東京都千代田区)
造り:どぶろく(その他の醸造酒)
アルコール度数:7% ・・・ かなり低い
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