【純米吟醸 無上盃 】
香りふわぁ きれいな辛口 クラシック
だいぶお久しぶりの無上盃さん。奈良県奈良市・奈良豊澤酒造さんのお酒です。
奈良豊澤酒造さんのお酒、メイン銘柄の豊祝とこの無上盃は、前に飲んだのがブログを始める前で、記録が残ってないんですよね。でも別銘柄の儀助・朱雀門・黒松貴仙寿は飲んでいます。どれもうちの近所では比較的よく見かける銘柄ですね。なんならコンビニにも売ってるくらい。
今回の無上盃は、豊澤酒造さんの純米吟醸の、ちょっと良い方。いま知ったんですが、読み方は「むしょうはい」なんですね。注文時に「むじょうはいください」って言っちゃった。失礼しました。東京農業大学の小泉武夫名誉教授が「この上ない酒に出会えたら命名しようと」思っていて付けた銘柄名だそうです。
こちらをいただいたのは、近鉄難波駅改札内の「立呑み処 蔵元 豊祝」さん。お蔵さんの直営店ですね。ここ、便利だから以前はちょくちょく利用してたんです。でも、難波では他に行きたいお店が多すぎて、こちらもお久しぶり。ちなみに蔵元直営店は、近鉄奈良・大和西大寺・梅田・天王寺にもあります。え!?増えてる?
それでは、飲んでいきましょう。
香りは豊かに米旨アル。きれいな辛口クラシック。この方向性でこんなに香るのはちょっと珍しい。と思ったら、このお酒、協会1801号酵母なんですね。めっちゃ豊かな香りを生成するチート酵母です。
口当たり、お米の旨味がやわらかく。そこから旨味がじわじわと。
温度は最初から花冷え(10℃)くらいで、思ったより高めだったけど、それがまたちょうど良いですね。旨味が、きれいに豊かにふくらんで、アルツン含み香がふわあっと鼻に抜ける。後味はすっと切れて、ほんのり旨渋が残ります。。
うん、やっぱり美味しいですね。甘味はほとんどない辛口クラシック。単品で飲むよりは、食中酒にするのが良さそうです。
この日のアテは、豊祝の奈良漬け。めっちゃ美味しいんだけど、このお酒に奈良漬けはちょっと強すぎましたね。正直に言うと、あんまり合いませんでした。刺身みたいな淡白な味付けや、出汁の効いた煮物なんかの方が良さそうです。
ジブリで例えると「風立ちぬ」の本庄。主人公・二郎の親友にしてライバルの、優秀な技術者です。渋いイケメンで、常識人。二郎よりも人気があるんじゃないかな?
好き度:★★★★
何故か水木にジブリみを感じていたけど、風立ちぬの本庄さんと似た栄養素を得ていたことを把握した。ジブリ脇役イケメン界四天王本庄さん好きって言っててまだゲゲゲ見てない人間の背中を押してくる。主人公だからずっと画面にいるって最高すぎるな。 pic.twitter.com/LZiTed9yKJ
— かろ (@aqbl_000) 2023年12月2日
【DATA】
蔵元:奈良豊澤酒造株式会社(奈良県奈良市)
造り:純米吟醸
原料米:山田錦
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 高め
日本酒度:+3 ・・・ 辛口
酸度:1.4 ・・・ 普通
アミノ酸度:1.2 ・・・ 低め
酵母:協会1801号酵母
製造年月:2024年1月
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