【松屋事変 純米吟醸 無ろ過生 生酛】
酸度4 やわらかいから イヤじゃない




お! 松屋事変が置いてある!!これは飲まなきゃ!!
今回のお酒、松屋事変は、こないだ流輝ピンクを飲んだ群馬県藤岡市・松屋酒造さんのお酒です。流輝とは異なる方向性になったことから、流輝の名前は使わなかったんだそう。
「事変」というのは、以前に笑四季酒造蔵元の竹島さんが、意図せず予定と異なる酵母を使用してしまった酒を「竹島事変」として発売したことにインスパイアされて付けた名前だそうです。竹島さん許諾済。
松屋酒造さんのインスタグラムにこのお酒の経緯が載っていました。
『順調に育ってきた生酛酒母に最後の工程「温み取り」(※酒母を温めて悪い菌を死活させる作業)をあえてせずに段仕込みに移行したところアルコール耐性の強い乳酸菌が残っていたようです...』
とのこと。
乳酸菌が大暴れしたんですね。今年は酸度最強酒のカルシスをはじめ、乳酸菌暴走酒が多い印象。なんでだろ?
ともあれ、飲んでいきましょう。今年しか飲めなさそうなお酒だから見つけて即注文したんですが、僕、酸はそんなに得意じゃないんですよね。大丈夫かな?
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
香り、酢酸が立ってますね。酢酸が前面に出て他の香りを隠してしまってるけど、やわらかくてトゲがないから、そんなイヤじゃない。
口に含むとやわらか酸。すっぱ!! そしてその酸がさらにぶわんとふくらみます。でも悪くない。まあもちろんだけど、こないだ飲んだ酸度18.8のカルシスほど酸はキツくありません。甘味はあるかないかよくわからないけど、酒質がやわらかいから甘いような気がします。
後味は、酸がふわっと抜けて、渋苦じわり。
事変というだけあって、変なお酒でした。でも嫌いじゃない。健康になりそう。
ジブリで例えると「アーヤと魔女」の主人公・アーヤ。ジブリでいちばんクセの強いヒロインです。裏の笑顔が実にえげつない。クセはあるけどかわいいんです。
好き度:★★★☆
4/15発行の月刊ローチケHMVにて、「アーヤと魔女」や三鷹の森ジブリ美術館について描いていたのですが、公開は延期、美術館も4/29現在休館中とのこと。残念ですが、安心してアーヤに会える日を待ちます。ということで、ちょっとだけイラストを。最新の情報は、公式サイトをごらんください。 pic.twitter.com/BmiALtB7kC
— さとひ/渡辺裕子(仕事用) (@satohi11) 2021年4月29日


【DATA】
蔵元:松屋酒造株式会社(群馬県藤岡市)
造り:純米吟醸 無濾過生 生酛
原料米:滋賀県産 玉栄
精米歩合:60%
アルコール度数:14% ・・・ 低め
日本酒度:-4前後 ・・・ 甘口
酸度:4.0前後 ・・・ 高い
製造年月:2024年9月
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