【大江山 鬼神 純米吟醸】
力強い きれいな旨アル ぐぐぐぐぐ
なまおコメ呑み会のお酒②は、はじめましての大江山さん。石川県鳳珠郡能登町・松波酒造さんのお酒。ずっと飲みたかった銘柄です。若女将の
大江山という銘柄名の由来は、石川ではなく、京都府丹後半島の付け根にある大江山。
松波酒造さんと言えば、今年1月1日の能登半島地震に触れないわけにはいきません。鳳珠郡でも震度6強を記録し、松波酒造さんも全壊してしまいました。でも聖子さんは負けません。崩れ落ちた建物の前でのれんと看板を手にした笑顔の聖子さんの写真は本当に強かった!
その後の松波酒造さんは、「加賀ノ月」などを醸す小松市の(株)加越さん、「土田」の群馬・土田酒造さん、「敷嶋」の愛知・伊東(株)さんなどの協力で酒造りを続けられています。
でも今回のお酒は、そうして新たに造られたお酒ではなく、全壊した酒蔵から救出されたお酒。200本だけの限定発売品です。鬼神は元々は720mlだったのが、貯蔵用の一升瓶のみ発見されたそう。ああ、だから裏ラベルの内容量が手書きで修正されているんですね。
ラベルの絵は、怪獣絵師として有名な開田裕治先生の「鬼神の太刀」という作品です。めちゃくちゃカッコいい! 開田先生は、ゴジラやウルトラマンシリーズの怪獣の他、約100点のガンプラのパッケージ絵も描かれているイラストレーター。元々松波酒造さんとは親交があって、こちらのお酒は絵のイメージで造られたんだとか。
このお酒を持ち込まれたのは、6 instrumentsさん。貴重なお酒をありがとうございます。
それでは、心していただきます。
香りは熟成、旨味がぽわん。これは強そう!
口当たり、やさしいお米の旨甘味。そこから旨アルぐぐぐぐぐ。
熟成感もあって、しっかりしたお酒。
うっまああああ。
力強いお酒です。そして、熟成感はしっかりあるんだけど、全く劣化してない感じ。保存環境なんて整備されていたわけがないから、元々の酒質が強かったんでしょうね。
ジブリで・・・いや、この強さはジブリじゃないですね。
例えるなら、「蒼天航路」の関羽。三国志きっての名将です。芯が通って義に厚く、戦にあっては青龍偃月刀を振るって無類の強さを誇ります。
好き度:★★★★☆
コミックデイズで毎日一話ずつ読めた蒼天航路が今日で完結。いつの間にか終盤は関羽と曹操の話になり、関羽はやっぱかっこよすぎるし、曹操は関羽が好きすぎるし。でも関羽が討ち取られるのは残念だけど、今という時代でも神になり。 pic.twitter.com/Vpv0qtLHgM
— マチュ@Tokyo Experiment (@matyukun) 2023年11月16日
【DATA】
蔵元:松波酒造株式会社(石川県鳳珠郡能登町)
造り:純米吟醸
原材料:兵庫県産 山田錦
精米歩合:50%
アルコール度数:18% ・・・ 高い
日本酒度:+2 ・・・ ちょい辛
酵母:協会1401号酵母
製造年月:2024年4月