【五神 酒蔵 純米吟醸】
後半に 苦アルずどん 辛口酒
はじめましてのお酒、五神さん。 奈良県五條市・ 五條酒造さんのお酒です。
五條酒造さんは、大正13年(1924年)創業。お! ちょうど100周年ですね。おめでとうございます。公式サイトによると「五條市に五神のない店はないといわれるほど、ご愛飲いただいております」だそうです。地元に愛されているお酒って良いですね。
お蔵さんがある五條市は、奈良から国道24号線で南下したときに和歌山との県境にある町。特産品は木製品や柿で、特に柿は「日本一の柿のまち」を名乗るくらいの全国有数の産地なんだそうです。五神さんが柿に合うかどうかはわかりませんが、山の幸が合うのでしょうか?
それでは飲んでいきましょう。
上立ち香、アルつん、ほの蜜、お米の旨さ。これはアル辛クラシックな感じですね。
口当たり、するっと米旨きれいに入り、味わい全体ふわっと広がる。きれいな純米吟醸酒ですね。と思ったら、最後に苦渋アルずどん。強い!!
アルコールも苦味渋味も、かなり主張しています。なかなかの辛口に感じるけど、後味に雰囲気だけ残るほのかなお米の甘さがあって、全体を上手くまとめて良い印象にしてくれます。
僕の好みの方向性とは違うけど、良いお酒ですね。食中酒向け。醤油を多めに付けた中トロなんかを合わせたい。お酒の苦味をトロの脂で包むとともに、その脂を流しつつ旨味が広がりそうです。もちろん山の幸にも合いそう。味噌鍋なんか良いですね。
ジブリで例えると「もののけ姫」のジコ坊。最初はアシタカに優しいかと思ったら、けっこうえげつないことします。でも有能なんですよね。そして、不思議な愛嬌があって映画の印象をまとめてくれます。
余談ですが、僕はジコ坊の上司にあたるであろう謎の組織・師匠連は、比叡山延暦寺の指導者層ではないかという説を唱えてます。他にこの説を唱えてる方は知らないんですが、ちゃんと根拠と考察を積み重ねた説です。詳しくは以下の記事をご覧ください。「師匠連 延暦寺」だけで検索してもトップに出てくると思います。
好き度:★★★☆
可愛い〜!って写真撮ってたらジコ坊にしか見えなくて笑った pic.twitter.com/umXO28eZHK
— 柴犬の宏太郎 (@koutaro0729) 2024年11月10日
【DATA】
蔵元:五條酒造株式会社(奈良県五條市)
造り:純米吟醸 原酒
原料米:五百万石・キヌヒカリ
精米歩合:55%
アルコール度数:17.5% ・・・ 高い
日本酒度:+5.0 ・・・ 辛口
酸度:1.7 ・・・ 高め
製造年月:2024年11月
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