【福美人 豊醇原酒】
甘苦が 強く叩いて 気持ち良い




はじめましてのお酒、福美人さん。広島県東広島市西条・福美人酒造さんのお酒です。西条と言えば、兵庫の灘・京都伏見に並ぶ、日本三大酒処の一角ですね。
福美人酒造さんは大正6年(1917年)創業。恵比寿
上撰と書いてあるし、普通酒ですね。普通酒の原酒ってちょっと珍しいです。アルコールが19度というのもかなり強い。どんなお酒なんでしょう?
それでは、いただきます。
香りはほんのり焦げ甘苦と、ほのかにきれいなアルコール。
口当たり、とろするやさしく甘苦ふわり。それがぽわっとふくらんで、硬い苦味でぶっ叩く。でもその苦味、強く叩かれるのに気持ち良いです。痛くて気持ち良いマッサージみたい。お酒ではちょっと珍しい気持ち良さです。
含み香ぽわっと甘アル飛んで、後味しっかり苦じわわん。ラベルでは甘口が強調されていますが、甘すぎはせず、ちょうど良いくらいですね。アルコール感も19度のわりには大きくなくて、飲みやすい。つまり、危険なやつです。苦いし高アルなのに美味しくてするする飲めちゃう。

19度の甘口ということで、アテには冒険してカツサンドを頼んでみました。これがめちゃくちゃやわらかいんです! カツがとてもやわらかくて、甘辛ダレをしっかり纏って、めっちゃ美味しい!! パンはあえてトーストしてない生食パンで、さらにやわらかさを感じます。
お酒を合わせると、カツサンドの濃い甘辛旨脂を、お酒がケンカせずに、とろんと包み込んでくれます。うっま!!
ジブリで例えると「紅の豚」のピッコロ社長。経営状況が厳しく、息子たちはみんな出稼ぎに出ているという苦しい状況だけど、めっちゃ仕事を楽しんでます。
なんでそんなに仕事が楽しいのか、考えてみました。ピッコロおやじ、年齢からして、飛行機の黎明期をその目で見て、進化を肌で感じてきた人なんですよね。
飛行機の歴史を紐解いてみると、ライト兄弟の初飛行が1903年。紅の豚の舞台は、諸説あるけど1930年の夏。動力飛行の発明からまだ30年も経っていません。17歳の孫娘がいるくらいだから、ピッコロおやじは50代か60代でしょう。ということは、20代か30代くらいの、技術者として実力が付いてきた頃に飛行機と出会ったはず。そして、第一次世界大戦で飛行機が爆発的に進化したのも目の当たりにしています。そりゃ飛行機を作るのが楽しいはずです。だって、新しい技術が日々現れて、飛行機の性能がどんどん上がった時代ですからね。いいなあ。
うらやましいけど、よく考えたら僕らもいま、そんな時代にいるんですよね。パソコンもスマホも、携帯電話だってその発展の歴史をこの目で見ているわけです。若い世代だって、目を向ければAIが日々発展しているのが見える。ついでに言うと、日本酒だってどんどん新しく美味しくなっています。
せっかくだから、この時代をめいっぱい楽しみましょう!!
好き度:★★★★
『紅の豚』に登場したピッコロおやじが被っている帽子は、イメージボードには「パズー帽」と書かれています。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) 2024年12月27日
いわゆるワークキャップですが、ジブリ作品においては通称「パズー帽」となっているようです。 pic.twitter.com/TwG96OF08R



【DATA】
蔵元:福美人酒造株式会社(広島県東広島市西条)
造り:普通酒 原酒
アルコール度数:19% ・・・ 高い!
製造年月:2024年9月
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