こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

作 > 風間俊君(コクリコ坂から)[ジブリ酒]

ざく IMPRESSIONインプレッション N】

フレッシュで 甘くて硬派で カッコいい

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ちょっと前に飲食店専用の「和悦」を飲んだ作さん。三重県鈴鹿市清水清三郎商店さんのお酒です。人気銘柄ですね。
今回は、前から飲んでみたかった、インプレッションシリーズ。それも、せっかくだからシリーズの中でいちばん高いNを買ってきました。

清水清三郎商店さんは、蔵の方針として、生酒は造られていないんです。なぜなら、生酒は変化が大きくて、お客様の手元に届くまでに変質するリスクがあるから。でも皆さんご存じのように、生酒って美味しいんですよね。お蔵さんももちろんそれを知ってる。そこで、火入れなのに生酒のようなフレッシュさを味わえるお酒を目指して作られたのが、このインプレッションシリーズ。

シリーズには、M・G・H・N の4種類があって、それぞれ「恵乃智」「玄乃智」「穂乃智」「中取り」を意味しています。それぞれの直汲みバージョンがインプレッションで、今回のお酒は「作 純米大吟醸 雅乃智 中取り」がベース。
直汲みとは、できるだけフレッシュな状態で出荷するため、搾ったお酒をタンクに移さずに直接瓶詰めすること。普通は一度タンクに移してお酒を落ち着かせるんですが、それをしないということですね。

こちらのお酒は、普段買ってるものよりはちょっとお高いです。でも十分に変える価格帯。いやむしろ、作で純米大吟醸で中取りで直汲みなら安く感じてきます。

ボトルもカッコいいですね。鈴鹿市の伝統工芸・伊勢型紙の紋様をあしらった黒瓶は飲み終わっても取っておきたくなります。
伊勢型紙は反物を染める際に使われる型紙で、国の重要無形文化財に指定されています。その職人のうち6名は人間国宝。染めた反物や着物ではなく、型紙の方が指定されているってすごいですね。でもその価値のあるくらい精緻で優雅で華やかです。

それにしても、「純米大吟醸 中取り 無濾過原酒 直汲み 瓶燗火入れ」ってもはや詠唱ですね。強いw
それでは、飲んでいきましょう。

開栓した瞬間に、じゅわっと梨のフルーティー。芳しい香りがほとばしります。これは勝ったな。

グラスに注ぐと、香りはお米の旨さが中心になり、梨とミントとミネラル感。香りだけでもうフレッシュ。グラスの壁面には泡も見えますね。

口に含むとピリシュワな炭酸感に続いて、甘旨酸苦アルコール。
うっまああああ!
ああ、首ラベルに書いてある「極微炭酸」は「極めて微かな炭酸」ではなく、「微炭酸を極めた」ですね。くっきりフレッシュで気持ち良い炭酸感。そして、梨のフルーティーな甘酸と、硬質な旨味と、ミネラル苦と、くっきりアルコール。それがそのままふくらんで、甘旨なのに硬派な味わいが、印象的に広がります。甘いのに、カッコいい。
含み香もミネラル硬派な甘梨感。後味は、くっきり苦味が気持ち良い。

初日のアテは、過去の作さんの傾向から選んだ、セブンイレブンの「おつまみカニカマ」と「ベーコンペッパーマカロニサラダ」。どっちも合いますね。でも勝ったのはカニカマ。甘味同士が相殺されてすっきり。そしてマヨネーズで苦味を包んで、お米の旨味がほわあああ。作戦大成功です。

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その後3日目、お酒に合わせて作ったのは、ガリバタトマチキチーズリゾットと、ナスの味噌炒め。リゾットでは、トマトの旨味をお酒がしっかり受け止めた後で、やさしい甘味がふわり。これ、めちゃくちゃ簡単なのに外さないんですよね。ナスは濃いめの味噌味で、しっかり旨味がふわり。どっちもばっちり合いました。

ジブリで例えると「コクリコ坂から」の風間君。甘くて硬派でカッコいいと言えば風間君ですね。

好き度:★★★★☆

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【DATA】
蔵元:清水清三郎商店株式会社(三重県鈴鹿市)
造り:純米大吟醸 中取り 無濾過原酒 直汲み 瓶燗火入れ
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年1月

 

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