【豊能梅 うめ子のひみつ 純米吟醸 おりがらみ生】
フル甘な CEL-24の 進化形!?




お久しぶりの豊能梅さん。高知県香南市・高木酒造さんのお酒です。1年ちょっとぶりですね。豊能梅さんは、前回も前々回もコンセプト ワーカーズ セレクション(CWS)のお酒でした。CWSは、広島の酒販店・酒商山田さんが手掛ける卸事業のブランドです。「感性に訴えるモノづくり」を大事にしたシリーズ。今回も見るからにCWSですね。
ただ、これまでの豊能梅さんのCWSとはだいぶ趣が違います。実際、豊能梅さんのこれまで7年のCWSの実績を捨て去り、時代の流れを考えて、中身もコンセプトもラベルも全てリニューアルしたんだそう。
それを主導したのは、30代の若き杜氏・高木一歩さん。高木酒造の6代目です。東京農大の醸造学科で学び、卒業後は酒販店で修行した後、2017年に蔵に戻られます。そして2019年に杜氏に就任すると、1年目の2020 LONDON SAKE CHALLENGEでいきなり最高賞プラチナ賞を受賞。凄い!!
一歩さんが目指したのは、「若い人が飲んでみたいと思う特徴のわかりやすいお酒」。そして、そのために使った酵母が、高知県の工業技術センターが開発した最新酵母であるL・CEL-24酵母です。なにそれ!?!?
CEL-24酵母と言えば、日本一の辛口県の高知県が開発した、超絶甘旨フルーティーになるチート酵母。亀泉がいちばんよく見ますが、美丈夫・久礼・桂月も飲んだことがあります。その他でCEL-24を使っているのは、安芸虎・司牡丹・土佐しらぎく・四万十・仁淀川・土佐鶴・今回の豊能梅。そして、去年8月に稼働開始した新しい酒蔵・川澤酒造の「山に雲が」。高知全19蔵のうち、12蔵が使っています。だいぶ増えたなあ。それだけ人気ということですね。
ただ、CEL-24酵母は、発酵力が弱く、環境変化で死滅しやすいため取り扱いが難しいという課題があります。それを改善したのが、L・CEL-24。フルーティーな香り成分・カプロン酸エチルの生産量はCEL-24とほぼ同量ながら、発酵力が高いことで知られるCEL-19酵母と同程度の発酵力を持っているそう。これからだんだん移行していくんですかね。
ちなみにLはリトルのLのようです。リトルCEL-24という表記を見つけました。
ちなみに前に亀泉さんに教えていただいたんですが、現在製品化されているCEL酵母は、24,19,66,11の4種類なんだそうです。
それでは飲んでいきましょう。
香りわずかにメロンのフルーティー。ああ、これは甘口。
口当たり、甘旨フルーティーとやわらか苦。その甘苦がふんわりと、やわらかいまま膨らみます。含み香はあんまりなくて、後味はやっぱりやわらか甘苦。
メロンとマンゴーの甘味と、不思議にやわらかい苦味がめっちゃ美味しい!!
くっきりかわいいけど、性格はおとなしくてちょっと引っ込み思案みたいな感じです。
ジブリで例えると「紅の豚」のソフィアちゃん。フィオのいとこ四姉妹のひとりで、工場で飛行艇を組み立てに来た4人の先頭を歩いてる子。ちょっと大人しそうなほわわんとした雰囲気の子で、後ろのラウラちゃんに背中を押されてポルコに挨拶します。
好き度:★★★★☆




【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(高知県香南市)
造り:純米吟醸 おりがらみ 生酒
原料米:吟の夢
精米歩合:60%
アルコール度数:14% ・・・ 低め
日本酒度:-13 ・・・ 大甘口
酸度:2.3 ・・・ 高い
アミノ酸度:0.7 ・・・ 低い
酵母:L・CEL-24酵母 (高知酵母)
製造年月:2024年12月
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