【QA 袋搾り 無濾過生原酒】
強炭酸 豊かな含み香 ほわあああ



はじめましてのお酒、QAさん。兵庫県加西市・三宅酒造さんのお酒です。
公式サイトによると、『歴史的な酒米の産地、兵庫県加西市九会(くえ)の山田錦と万願寺川水系の地下水。QA(クエ)は、禅問答のように土地の自然に問い続ける、真摯な造り手の心と地元の恵みが醸した、お米の味がするお酒です。』だそう。
なるほど、九会であり、Q&Aでもあるんですね。面白い。ただ、クエが7Iにも見えるし、表記もQAなのかq/aなのかQ/Aなのかクエなのか一定しないのが不便です。酒屋さんでも表記がバラバラ。統一した方がブランド戦略的に良いように思うんですよね。
こちらは、7代目杜氏の三宅文佳さんが2021年に立ち上げた銘柄。
文佳さんは、1993年生まれ。京都女子大学を卒業後、結婚とともに 24 歳でドイツ・ベルリンに駐在します。そこで言われたのが「SAKEはおいしくない」という言葉。当時のドイツは、日本酒の流通システムも美味しく飲むノウハウも確率しておらず、実際に美味しくなかったそう。一方、ワイン文化の中で、ワイナリーの土地・気候・風土にこだわる「テロワール」がとても重視されていること、そして、実家の三宅酒造では知らず知らずのうちにテロワールが実践されていることに気づきます。
その気付きから、文佳さんは、酒蔵を継承することを決意。帰国した2020年から実家に戻って酒造りを始め、2021年にリブランディングを行って、新銘柄・QAをリリースします。それまで作っていた銘柄・菊日本は昔ながらのクラシックな味わいだったそう。どんなお酒に仕上がってるんでしょうか?
デザインにもこだわってますね。ラベル上下の印刷が剥げているみたいなのも、どうやらデザインのよう。酒屋さんの写真も同じ形に剥げてました。ボトルデザインは、ベルリン滞在時に知り合ったフランス在住のデザイナーとの協同作成だそうです。
それでは、いただきます。ちなみに口開けでした。
注いでる音がシュワシュワでテンション上がります。
色はきれいなうすにごり。グラスの壁面に泡がいっぱい見えます。
上立ち香、おだやか控えめ米麴。
口に含むと強炭酸。ビリビリしゅわっと刺激的。炭酸が印象強すぎて最初は味がわかりませんが、それが引いたらようやく米旨甘と乳酸が、おとなしく顔を出します。でもその甘酸もすぐに消えて、残った旨味もその後に出てきた渋味もおだやかです。
味わいはとても引っ込み思案。でも、その後に立つ含み香が、爽やかで素晴らしい。麹米旨アルコールがほわあああって立ってめっちゃ豊か。口の奥から鼻腔までいっぱいに広がって、鼻から抜けていきます。

アテに選んだのは、チャンジャクリームチーズ。実はちょっと失敗しました。料理自体は素晴らしいんです。チャンジャの辛さをクリチが包んでくれて、めっちゃ美味しい。ただどうやら、お酒とチャンジャの相性が悪い感じで、生臭さが出ちゃいました。でも、クリチ単体と合わせたら、含み香の旨味分がより大きくなってふわあああ。
味わいはおとなしいけど、めちゃくちゃ元気な子でした。
ジブリで例えると「となりのトトロ」のサツキ。元気いっぱいのフレッシュで爽やかな女の子です。
好き度:★★★★
トトロはねサツキちゃんの凄さを見させられる映画だとも思う。 pic.twitter.com/j7VzfUdp2s
— 𝕕𝕠𝕟𝕘𝕦𝕣𝕚 ꙭ҉ ☁️ (@tvay3k) 2025年1月30日


【DATA】
蔵元:三宅酒造株式会社(兵庫県加西市)
造り:袋搾り 無濾過生原酒
原料米:兵庫県加西市九会(くえ)産 山田錦
アルコール度数:13% ・・・ 低い
製造年月:2025年1月
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