【春鹿 立春朝搾り 純米吟醸 生原酒】
おだやかな 甘旨ふんわり ふくらんで




お久しぶりの春鹿さん。奈良県奈良市・今西清兵衛商店さんのお酒。地元のお酒でいつでも飲めると思ったらなかなか飲まないものですね。ちなみに、奈良漬けで有名な今西本店さんとは親戚同士。でも、みむろ杉の今西酒造さんとは特に関係はないそうです。
今回のお酒は、立春朝搾り。実は飲むのは初めてです。
立春朝搾りとは、その名の通り、立春の朝に絞ったお酒です。約120の蔵元と、23の問屋、それに約1500の酒販店をつなぐ組織・日本名門酒会の企画酒。各蔵とも同じフォーマットのラベルが貼られていて、今年は41の蔵が参加しています。そして、酒屋さんは立春の朝にお蔵さんまで行って注文した分を持ち帰り、その日から販売。酒屋さんも大変だけど、立春の朝に搾れるように計算して醸し、早朝や場合によっては徹夜で作業するお蔵さんも大変です。
立春とは、冬が極まり春の気配が立ち始める日。暦の上では立春から春となます。春と言ってもまだ寒いのは当然。だって、二十四節気で立春のひとつ前は大寒です。ちなみに立春の1日前が節分。季節の分け目ですね。だから、実は節分は年に4回あります。今年は2月2日が節分だったから、立春もいつもの年とは違って2月3日でした。
ラベルに大きく書いてある「令和七年乙巳二月三日」が立春の日。
それにしても、乙巳って似てる字が並んでて面白い。巳に似てる字と言えば
ついでに、己を4つ並べて「己己己己」と書くと、「いえしき」と読む珍しい苗字になります。なんでこうなった!? でもあまりにマイナーすぎて、己己己己でググっても
閑話休題。
春鹿さんを飲んだのは2月5日。搾ってから2日しか経ってません。お店は、大阪・布施の酒販店・大西商店さんの角打ち。ここ、めっちゃコスパ高いんですよね。1杯でこの量というのも凄い。
それでは飲んでいきましょう。
温度は、感覚値で15℃くらいでした。少しぬるめ。
香りはおだやか乳酸甘。良いですね。もっとピチピチフレッシュかと思ったら、意外に落ち着いています。
口当たり、なめらかほの酸おとなしく。酸がほんわりふくらんで、それから甘旨追いついてくる。
甘味はやわらか米シロップで、酸は乳酸・青リンゴ。後半は酸がすうっと引っこんで、甘中心でやさしくふわり。
含み香、米甘旨アルほわん。後味は甘旨苦味がじんわりと。それもすっといなくなるけど、余韻がほんわり気持ち良い。
搾りたての生原酒だからもっと元気かと思ってたけど、意外におだやかで、余韻が心地良いお酒でした。じわうまあああ!
アルコール度数も17度あるけど、そんな感じしないやわらかさです。15℃くらいって温度も、最初はちょっとぬるいかと思ったけど、これくらいの温度がちょうど良いですね。なんなら、ぬる燗くらいでも良さそう。
お店の人によると、今年はいつもの年よりすっきりだそうです。

アテは、おでんの焼売とちくわ。出汁旨で合わせてみたのが正解。出汁の旨味でお酒がもっと美味しくなります。
ジブリで例えると「魔女の宅急便」のベビーカーを押すお母さん。キキがおしゃぶりを届けた人です。優しそうな若いお母さん。
好き度:★★★★

©スタジオジブリ



【DATA】
蔵元:今西清兵衛商店(奈良県奈良市)
造り:純米吟醸 生原酒
原料米:兵庫県産 山田錦
精米歩合:55%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
日本酒度:±0 ・・・ 普通
酸度:1.6 ・・・ 高め
アミノ酸度:1.3 ・・・ 低め
製造年月:2025年2月
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