【甲子 立春朝搾り 純米吟醸生原酒】
硬苦味? だんだんおだやか 爽やかに




最近よく出会えてる甲子さん。千葉県印旛郡酒々井町・飯沼本家さんのお酒です。去年の10月から既に4本目ですね。
甲子という銘柄名の由来は十干十二支。十干十二支の説明は前に詳しく解説したんですが、せっかくラベルに大きく2025年を表す「
十干は、中国の五行思想を基にした考え方。木・火・土・金・水にそれぞれ兄・弟がかけあわされた10種類があります。
十干十二支はその十干と十二支の掛け合わせ。
そして例えば、歴史で習った戊辰戦争は、
10×12なら120通りありそうなものですが、両方とも1年にひとつ進み、両方とも偶数なので、絶対に現れない組合せもでてきます。
他にも、甲子園球場は甲子の年(きのえね=こうし、1924年)にできたことが由来ですし、壬申の乱 (みずのえさる=じんしん、672年) とか庚午年籍(かのえうま=こうご、670年)とか中国で中華民国が成立した辛亥革命(かのとい=しんがい、1911年)とかも十干十二支が由来。十干十二支は中国が発祥だから、中国でも使ってるんですよね。
銘柄名の甲子は、「十干十二支の一番目にあたる甲子の日(年)にはじめたことは、良い運気や流れを持ち続け発展していく」と考えられてたことに由来します。
今回のお酒は、立春朝搾り。立春朝搾りの説明は、ひとつ前の春鹿さんでまとめたので、よかったらご覧ください。こちらはまたまた柳生乱世さんに送っていただいたお酒。春鹿さんの立春朝搾りとの交換でした。楽しいご提案、ありがとうございました。
さて、それでは飲んでいきましょう。
上立ち香、爽やかフレッシュ青リンゴ。ミネラル苦も感じます。
口当たり、硬めの苦味と、酸甘味。一瞬後、ピリシュワ微炭酸が現れて、それが引くのと入れ替わりに苦甘酸が主張します。含み香は、青リンゴとくっきりアルコールで、後味はズバっと切れて、苦味の余韻がふわふわ。
けっこうくっきり苦いですね。でもこの感じは、ちょっと置いといたら落ち着きそうな予感がします。放置してみましょう。
そして開栓4日目。おお! 予想通り苦味が少しおだやかになって、青リンゴっぽいフレッシュ感が前面に。美味しくなった!

ここで合わせたのは、「美味しさ2倍トマトのガーリックオイル和え」。トマトにガーリックオイルと塩をかけただけなんですが、そのまま食べるより2倍以上美味しくなるんです。トマトってけっこう旨味があるので、それをオリーブオイルとアジシオで引き出し、そこにお酒が反応することでお酒の旨味と一緒にフルーティーさが際立ちました。うっま!!
さらに少し置いて、7日目。さらに苦味がおだやかになりました。でも爽やかさはそのまま。後半の旨味はむしろ豊かになっています。うっま!!!
ジブリで例えると「思い出のマーニー」の主人公・杏奈。最初は苦味が強いんだけど、マーニーとの触れ合いでだんだん落ち着いていって、最後は爽やかに終わります。
好き度:(初日)★★★☆→(4日目)★★★★→(7日目)★★★★☆
杏奈/思い出のマーニー pic.twitter.com/qRarI3Zea3
— 凛🎧 (@rin0729_ghibli) 2024年3月13日





【DATA】
蔵元:株式会社 飯沼本家(千葉県印旛郡酒々井町)
造り:純米吟醸 生原酒
原料米:麹米/山田錦・掛米/美山錦
精米歩合:麹米50%・掛米58%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:2.1前後 ・・・ ちょい辛
製造年月:2025年2月
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