【杜來 特別純米酒 超辛口】
やわらかい 酸味モダンな 辛口酒




はじめましてのお酒、杜來さん。青森県弘前市・六花酒造さんのお酒です。來は来の旧字体ですね。
六花酒造さんは、昭和47年(1972年)創業。他のお蔵さんと比べたら新しいようにも思いますが、50年を超えてるんですよね。企業の平均寿命は23.1年(東京商工リサーチ,2024)と言われているので、それより倍以上長生きしています。
そもそも、六花酒造さんは弘前にあった3つの蔵が合併してできたお蔵さん。元になったお蔵さんは、1719年創業の高嶋屋酒造・1886年創業の白梅酒造・1909年創業の川村酒造店なので、やっぱり長い歴史がありました。
合併後は、本醸造の「じょっぱり」が大ヒットしたおかげで、生産量は一時は年間22,000石(一升瓶換算で220万本)を誇りました。ちなみに「じょっぱり」は、津軽弁で「意地っ張り」「頑固者」を意味する言葉です。
しかし、徐々に売り上げは減少。「じょっぱりは安価な酒」というイメージも付き、近年は設備の老朽化も問題になっていました。そこへ直撃したのがコロナ禍。経営が一気に苦しくなります。
そこで六花酒造さんは方針転換。2022年の造りを終えた段階で工場の敷地を売却し、日本百名山で津軽富士とも呼ばれる岩木山の麓に移転します。そして生産規模を一気に10分の1に縮小という思い切った手を打って、高級路線に舵を切ります。そうして、2023年夏の新蔵誕生とともに生まれたのが、新銘柄の杜來です。
ちなみに、じょっぱりの方は2022年で終売になったものの、やっぱり長年売っていてファンも多かった。たくさんの惜しむ声や苦情を受け、2024年12月に「JOPPARI」として復活しました。
そんな由来を持つ杜來さん。美味しいという噂は聞いてたんですよね。日本酒普及系VTuberの如月ささらさんも配信で取り上げられたとこだったし、日本酒会でも話題に上りました。そしたら、お久しぶりに来たこちらのお店で置いてるじゃないですか。超辛口ってそんなに得意じゃないけど、これは運命。迷わず注文しました。
それでは、いただきます。
香り乳酸マスカット。ぽわんときれいなフルーティー。まあ、甘くはなさそうですね。
口当たり、やわらかいけど、はっきり酸。それがぽわんとふくらんで、ほんのり旨味とアルコール。
含み香、ぽわんとアルコール。後味、旨味がおだやかに。
美味しいやん!
酸味モダンな辛口酒ですね。日本酒度+12の大辛口なのに、酒質がとてもやわらかくて飲みやすい。酸が刺さらなくて、酸味が得意じゃない僕でも美味しく飲めます。

アテは、引き続きのちくわ天。これがめちゃくちゃ合う!! ひとつ前の鈿女さんには普通だったのに。ちくわ天は薄味で旨味も大きくないけど、食べた後にお酒を飲むと、お酒の旨味がふわああああっとふくらみます。うっま!!!
ジブリで例えると「もののけ姫」のエボシ御前。エボシ様は苛烈さとやさしさの両面を持っている人ですが、こちらはやさしさ側ですね。キリっと切れつつ、大きなやさしさが魅力的です。
好き度:★★★★
エボシ様を描きました〜❤️💙
— SOL (@Sol__wco) 2023年1月10日
やっぱりかっこいいな〜🥰🥰#エボシ様 #もののけ姫 pic.twitter.com/tLRUVNlB6J


【DATA】
蔵元:六花酒造株式会社(青森県弘前市)
造り:特別純米
原料米:麹米/青森県産 華吹雪、掛米/青森県産米
精米歩合:麹米/50%、掛米/60%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:+12.0 ・・・ 大辛口
酸度:1.8 ・・・ 高い
製造年月:2025年1月
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