こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

帝松 > 絹さん(風立ちぬ)[ジブリ酒]

帝松(みかどまつ) 純米吟醸

爽やかな ほの熟甘旨 食中酒

帝松

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帝松
帝松

お久しぶりの帝松さん。埼玉県比企郡小川町・松岡醸造さんのお酒です。どことなく熱さを感じる社名ですね。前回飲んだのは2022年だから、3年ぶりになります。

松岡醸造さんは嘉永4年(1851年)創業。越後で酒造りに関わる家柄に生まれた初代 松岡祐エ門さんが、酒造りに適した地を目指して、武蔵国比企郡へとやってきたのだそう。この地は、街道が交差する交通の要衝「武蔵の小京都」と呼ばれていました。また、外秩父の山に囲まれた盆地であり、良質な水に恵まれています。

公式サイトによると、松岡醸造さんの仕込み水は、硬度149mg/Lと、日本のトップクラスの硬水なんだとか。ん? 前回飲んだ時の記事では127mg/Lって書いてるから、データが更新されていますね。ソフトウォータークラブの全国都道府県別・平均硬度ランキングによると、日本の全国平均は60mg/Lなので、倍以上のミネラルが含まれてることになります。この仕込み水、こんなに硬度が高いのに、口当たりがやわらかいんだそう。

帝松という銘柄名の由来は、日本国の最高位「帝」と、変わらぬ緑から繁栄のシンボルである「松」。「酒造りの頂点を末永く後世に維持していきたい」という想いから名付けられたんだそうです。

ちなみに、「松岡醸造」で検索したら、出てきた検索候補が「松岡醸造 イケメン」でした。これは、去年2024年に社長に就任された、7代目の松岡奨さんのことですね。ほんとにイケメンなので、ぜひ検索してみてください。

今回のお酒は、こないだ飲んだ「桜日本」に続いての「蔵べる」シリーズ。
「蔵べる」シリーズは、三菱食品がプロデュースする日本酒一合瓶のシリーズです。全て同じ緑色の共通瓶で、全国25の酒蔵が参加しています。飲んでないのは、これであと3銘柄。ラストスパートですね。


それでは、いただきます。

色は薄黄でちょっと熟成っぽい。
上立ち香、爽やか熟成アル甘旨。ほんのりツンっと気持ち良いアルコール感と、控えめ熟成な米旨カラメル甘が同居しています。

口当たり、さらりと流れ、ほの熟な甘旨苦味が入ってきます。蜜甘を中心に、米旨・焦げ苦。甘味は大きくないしふくらむこともないけれど存在感があって、後半に旨酸苦味がじんわり広がります。そして、鮮やかなアルコールがぽわっと飛んで締める。
後味はきれいで、わずかな甘苦がふわふわ舞ってすっと消えます。
うんまい!!

なにこれ、本当に美味しいです。蔵べるシリーズの中でいちばんじゃないかな。製造から1年経ってるから、最初どうだったのか気になりますね。帝松さんの別のお酒も飲みたいです。

最初は花冷え(10℃)くらいから始めたけど、これはと思って0℃くらいに冷やしてみたら、すっきり甘くてこれもめちゃくちゃ美味しかった。燗でもよさそうですし、やっぱり1合じゃ足りませんね。

合わせたアテは、ナスの塩もみと、味噌煮込みうどん。どっちにもよく合いますね。お酒にクセがないから、幅広く合わせやすそうです。

ジブリで例えると「風立ちぬ」のお絹さん。クラシックな佇まいが控えめで、かわいい。

好き度:★★★★☆

帝松

帝松
帝松

【DATA】
蔵元:松岡醸造株式会社(埼玉県比企郡小川町)
造り:純米吟醸
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2024年3月

余談ですが、日本の水の平均硬度を集計されたソフトウォータークラブさんのデータも、2022年に参照したときから最新化されていました。前回は50.9だったのが60になってた。
この値を見ると、風の森の油長酒造さんの仕込み水の250mg/Lというのがいかにとんでもない数値なのかがわかりますね。

 

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