








こないだは新製品の熟成酒・RESERVE ORDER 1st. MITA をいただいた鳳凰美田さん。栃木県小山市・小林酒造さんのお酒です。大人気銘柄ですね。
そんな鳳凰美田さんの、凄い飲み比べができました!!
今回いただくのは、全国新酒鑑評会に出品するお酒と同じタンクで造られた、あらばしりと責め(押切)のブレンド酒。
日本酒は、タンクの中で発酵させた
まず、搾りはじめて最初に出てくるのが「あらばしり」。そして中間部が「中取り」で、最後に醪に含まれる液体部分が少なくなってからさらに圧力をかけて搾るのが「責め」。
一般的に、あらばしりはピチピチフレッシュでちょっとワイルド。中取りが一番きれいで上質。責めは醪の成分が凝縮されるので、雑味もあるけど複雑で濃醇になります。中取りがいちばん上質だから、鑑評会に出品するのは中取りでしょうね。そして、残ったあらばしりと責めをブレンドしたのが今回のお酒になります。ただ、残り物だからと言って質が低いわけじゃありません。全国新酒鑑評会は美味しさを競っているわけではなく、上質とされる酒質にどこまで近づけるかの技術を競う場です。だから、あらばしりと責めの魅力の詰まった今回のお酒の方が出品酒より美味しいということも十分にあるわけです。そもそもが本気スペックで造っているお酒ですしね。
実は鳳凰美田さんの鑑評会出品酒は一昨年にもいただいています。しかも、2020年度~2022年度の3本垂直飲み比べ。広島の酒販店・酒商山田さん主宰の日本酒イベント「サケサミット2023」に鳳凰美田さんが持ってこられたのがこの出品酒、その名も「別誂至高」でした。凄い飲み比べだった!!
でも、今回の飲み比べも負けてはいません。今回いただくのは、別誂至高と同じ、特A地区山田錦の35%精米。ただ、その特A地区の中の、東条地区と
まずは、東条と吉川について見ていきましょうか。両方とも山田錦の特A生産地です。
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東条地区は、兵庫県加東市にある地区。かつては東条町という町だったんですが、2006年に平成の大合併によって加東市になりました。関西人にとっては、遊園地・東条湖おもちゃ王国がある町としてなじみ深いですね。僕も娘が小さい頃に何度か行きました。インターチェンジを降りて東条湖に向かう途中の道端の田んぼに、山田錦の幟がいっぱい経っていたのが印象的でした。 |
一方の吉川は、加東市に隣接する三木市にある町。”よしかわ”じゃなくて”よかわ”。神戸から北に20kmくらいの山間の町です。 |
高速道路だと中国自動車道の吉川インターのひとつ西が、ひょうご東条インターで、距離にすると4,5kmくらいのご近所さんですね。
このふたつの地区に共通しているのが、
・標高が高い山間棚田地帯
・昼夜の気温差が大きく、降水量が少ない
・水はけのよい黒粘土質の土壌
ということ。
これらの条件によって、大粒で、芯白が鮮明で、タンパク質・脂質が少ない という酒米として非常に良いお米ができるんだそう。
それではいよいよ飲み比べていきましょう。
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[東条] 香りおだやか梨桃フルーティー。ほんのり爽やかアルコール。かすかにミントも感じます。控えめだけど、隠しきれない上質さ。 口当たり、くっきりお米とシロップ甘味。それがぽわぽわ広がって、米旨苦味もじんわりと。 ひと口飲んだだけで上質なのがわかります。でもそれよりもこの甘味がとてつもなく魅力的。別誂至高を超えてるんちゃう? 少なくとも甘味は別誂至高よりも豊かです。でもその甘味がまた上品。こんなに甘味が豊かなのに、凛とした美しさがあります。 含み香は、ふわりと爽やか梨フルーティー。甘さとほんのり苦さが鼻から抜けて、後味も甘味苦味が心地よく。 |
[吉川] 香りおだやか梨リンゴ。東条よりほんのりすっきり酸。爽やかアルコールは同じで、わずかに固い苦さもあります。そしてやっぱり上質。 口当たり、くっきりお米とシロップ甘味。それがぽわっと広がって、米旨苦味もじんわりと。 東条と全然違う!! 方向性は東条と同じなんだけど、吉川の方が少し甘味が控えめですっきり。上質ですっきりしていて、出品酒らしいきれいさを感じます。 含み香、ぽわあああっと甘苦アル。くっきり豊かに美しく。鑑評会らしい素晴らしい吟醸香です。しっかり香りつつ爽やかで華やかで美しい。後味も甘味苦味が心地よく豊か。 |
東条も吉川も、どちらも素晴らしいお酒でした。そして、意外に違いがはっきり。飲んだ瞬間に全く違います。こんなに違うとは思いませんでした。
どちらが良いは、もう好みの問題です。僕は甘いのが好きだから東条に軍配を上げますが、すっきりしていて吟醸香の素晴らしい吉川の方が好きという人も多いはず。実際、一緒に飲んだ人は吉川派でした。出品酒がどちらになるのか、めっちゃ気になります!!
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ジブリで例えると「コクリコ坂から」の松崎良子さん。主人公・海ちゃんのお母さんです。劇中回想シーンでちょっとだけ登場する、若い頃の良子さんですね。雄一郎さんと駆け落ち中のラブラブな頃。めちゃくちゃきれいでかわいいです。そして、後に単身留学するくらいの才女の片鱗も見えます。 好き度:★★★★★ |
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の主人公・海ちゃん。フレッシュでかわいくてしっかり。高校生なだけに、東条で例えたお母さんの若い頃よりももっと若くて、色気が少し控えめですね。でもめちゃくちゃかわいい。なにより、メインヒロインです。 好き度:★★★★☆ |
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