【飛鸞 にこまる おりがらみ無濾過生原酒】
やわらかく パンチはないけど インパクト





お久しぶりの飛鸞さん。 長崎県平戸市・森酒造場さんのお酒です。1年ぶりですね。
ちょうど最近、長崎県の公式YouTubeチャンネル「酒マニア」で飛鸞さんが取り上げられてるのを見て、飲みたいと思ってたところに会えたから、そりゃ速攻注文です。
飛鸞という銘柄は、平戸市=平戸島に由来します。鸞とは、中国神話の伝説の霊鳥で、「鸞は鳳に次ぐ鳥である」とも「鳳凰が歳をとると鸞になる」とも言われています。鳳凰は鳳がオズで凰がメスですが、鸞はオスでメスは和という説もあります。オスとメスでえらい画数が違いますね。
ともあれ、平戸島の島影が鸞が飛び立つ姿に似ていたことから、かつては飛鸞島と呼ばれていて、それが平戸に転じたのだとか。飛鸞島ってめちゃくちゃカッコいいけど、住所で毎回書かなきゃいけないとなると大変そう。平戸にしたくなる気持ちもわかります。
その飛鸞さん、今期の造りから、肩ラベルに点字が入るようになりました。これは、去年2024年に東京で開催されたイベント・若手の夜明けで、目の不自由な方が参加されていたことに触発された新しい取り組み。解読してみたら「HIRAN NIKOMARU」と書かれていました。ちなみに最初の3文字は「全部大文字のアルファベット」を示す符号なんですが、この「全部大文字」を解説しているサイトが意外に少なくてちょっと苦労しました。

「にこまる」というのは、長崎を代表する食用米。「粒が大きく、食べると美味しくて笑顔がこぼれる」ことから名付けられたお米。僕の中では、「森のくまさん」と並ぶかわいいお米ですね。食べてみたい!
で、「飛鸞 にこまる」は、飛鸞さんの中でも代名詞のようなお酒です。僕も前に飲んでます。ただ、今回のお酒は、季節限定のおりがらみ無濾過生原酒。楽しみです。
それでは飲んでいきましょう。

色はほんのりうすにごり。
上立ち香、やわらか乳酸米甘ほわん。にごりの爽やか乳酸飲料感。
口に含んだ瞬間、うっま!!
酒質がやわらかくてパンチはないんだけど、インパクトが強いですね。一瞬で美味しさが広がります。香りの印象通りの、やわらか乳酸米麴甘。やわらかいのにはっきりとした酸甘味。その甘酸が、ぽわっとふくらみ、口の中が米麴と乳酸の含み香でいっぱいになります。ほわあああ。うんまあああ。後味は、乳酸とカルピスと、カルピスの後味の甘渋味。
かわいらしくてめちゃくちゃ美味しい!!

アテは引き続き、とびっこたっぷり冷奴。合わせると、1+1=2.1くらいで、合わないわけじゃないけど別々に美味しいです。でも、どちらも満足度が高いから幸せ。
ジブリで例えると「紅の豚」のフィオ。かわいい。若いし、人当たりはやわらかいのに、はっきりした性格で、空賊相手にもひるみません。これは惚れる。
好き度:★★★★☆
空賊どもを相手に啖呵を切るフィオ。絵コンテでは「もう幼稚園の先生である」と書かれてあります(笑)。#紅の豚 pic.twitter.com/SfdU3ixo98
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) 2022年1月14日


【DATA】
蔵元:有限会社 森酒造場(長崎県平戸市)
造り:生酛 おりがらみ 無濾過生原酒
原料米:長崎県産 にこまる
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:+13 ・・・ 大辛口
酸度:2.1 ・・・ 高い
製造年月:2023年12月
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