こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

阿部勘 > 五ェ門(カリオストロの城)[ジブリ酒]

阿部勘(あべかん) 特別純米 うすにごり】

強炭酸 旨苦ドライな うすにごり

阿部勘

阿部勘
阿部勘

ESHIKOTO春鹿に続いて、会社のイベントでいただいたお酒。3本目は阿部勘さん。宮城県塩竈市・阿部勘酒造さんのお酒です。宮城の取引先のセレクトとのこと。ありがとうございます。

塩竈市は、塩釜市って書く方が一般的で、よく見かけますね。珍しいことに、釜の旧字体が竈というわけではなく、竈は「かまど」という釜とは全く別の字です。塩竈市の公式サイトによると、「公式には塩竈だけど、塩釜って書いても許してやんよ」ってことみたい。市がアンケートしてみたところ、市民の54.8%は特に不便を感じないという回答だったそう。塩竈市民すごい。でも書きにくい漢字だからなのか、公式サイトには竈の書き順のアニメーションも載っています。

阿部勘酒造さんは、古くから陸奥国一宮・鹽竈(塩竈)神社のふもとで商店を営んでいました。その後、享保元年(1716年)に伊達藩の命により酒造りを開始。暴れん坊・徳川吉宗が第8代将軍に就き、享保の改革が始まった年です。「萬歳楽」の石川県白山市・小堀酒造店さん、「松浦一」の佐賀県伊万里市・松浦一酒造さん、「飛鳥井」の福井県越前町・丹生酒造さんと同い年。他にも享保年間に創業したお蔵さんは結構多いですね。米の収穫量は、16世紀末では全国で約1800万石程度でしたが、享保年間には2600万石に達していたそうです。1.44倍! この間に人口もかなり増えてはいますが、それでもお米を酒造りに回す余裕ができたということなんでしょう。

ちなみに阿部勘酒造さん、社名は阿部勘酒造なんだけど、公式サイトの一番上には阿部勘酒造店って書いてるんですよね。こちらは屋号ってことかな? 酒販店でも、阿部勘酒造表記のところと阿部勘酒造店表記のところの両方があります。ややこしい。

前回の阿部勘さんは、ラベルが二重になっていて、ニワトリのラベルを剥がすとフクロウのラベルが出てくる秋酒でした。美味しかった!! 今回も楽しみです。それでは、いただきます。

色はきれいなうすにごり。香りかすかに米乳酸。

口当たり、強炭酸からの米旨ずどん。これはドライなうすにごり! 甘味はほとんどありません。強炭酸が引くのと入れ替わりに、お米の旨味がずどんと現れ、硬質なにごりの苦味とともにググっと広がります。
含み香、お米の旨アルほわん。後味は、ズバッと切れたかと思ったら豊かな苦味がじわわん、

これは食中酒ですね。単体で飲むより、食事と合わせることで魅力が立つタイプ。塩竈の海の幸と合わせたいですね。
ちなみに塩竈市は、生マグロの水揚げ・蒲鉾など魚肉練り製品の生産・1km²あたりの寿司屋店舗数・人口あたりの寿司屋店舗数が日本一、東北地方最大の水産物卸売市場を抱える漁業の町です。

ジブリで例えると「カリオストロの城」の五ェ門。ドライに見えるけど旨味もたっぷり。辛口だけど爽やかです。

好き度:★★★☆

阿部勘

阿部勘
阿部勘

【DATA】
蔵元:阿部勘酒造株式会社(宮城県塩竈市)
造り:特別純米 うすにごり 生酒
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年1月

 

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