【奥の松 純米大吟醸】
フルーティー 力強くて 品もある



唎酒師が選んでくれる日本酒テーマパーク・Yodobloom SAKE。5杯目は奥の松さん。福島県二本松市の、、、ええと、、、
製造者:東日本酒造協同組合
加工者:奥の松酒造株式会社
ってなってますね。どういうこと?
奥の松酒造さんは、享保元年(1716年)創業。なんかよく見る年号。ついこないだ飲んだ「阿部勘」の宮城県塩竈市・阿部勘酒造さん、「萬歳楽」の石川県白山市・小堀酒造店さん、「松浦一」の佐賀県伊万里市・松浦一酒造さん、「飛鳥井」の福井県越前町・丹生酒造さんと同い年です。暴れん坊・徳川吉宗が第8代将軍に就き、享保の改革が始まった年。
そこから歴史は流れ、話しは一気に昭和49年(1974年)に飛びます。当時の日本は大量生産大量消費の時代。国の中小企業近代化政策で、中小企業では共同製造による生産・販売の集約が進んでいました。その中で、奥の松酒造さんも近所の酒蔵数社と共同組合を設立。それが「東日本酒造協業組合」です。ちなみに東日本酒造協業組合さんがあるのは、奥の松酒造さんから道のり10km、車で15分ほどの山間部です。
しかしその後、奥の松酒造さん以外は酒造りを休止。奥の松酒造だけが残って、奥の松ブランドの酒造りを続けられています。なんかさみしい。
しかし、奥の松さんはそんな中でも上質な酒造りを続け、全国新酒鑑評会には25回出品して23回の金賞、14回連続金賞という快挙を成し遂げられます。これは本当に凄いこと。さらに、2018年には、国際的なお酒の鑑評会・IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2018で、チャンピオン・サケ、つまり世界一に選ばれます。このときの受賞酒・あだたら吟醸は、スーパーでも売ってるんですよね。しかも、四合瓶1200円くらいの超コスパ。凄すぎるお蔵さんです。
今回のお酒は、そんな奥の松さんの純米大吟醸。こちらも、
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025 金賞
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード2024 最高金賞
・モンドセレクション2024 金賞
などの受賞歴のあるお酒です。なのに四合瓶で1300円くらいだと???
こちらを提案してくれた唎酒師さんによると、このお酒は「1801酵母のお手本のようなお酒」「ヨドバシでいちばん売れてる(かも)」とのこと。そんなこと言われたら飲まない選択肢はありませんよね。それでは、いただきます。
上立ち香、すっきりメロンとキウイと米旨。フルーティーで、すっきりしてるのになぜか奥深さもあります。
口当たり、やわらかバナナの甘味から。甘味はあまり変化せず、お米の旨味とリンゴの酸、ぐぐぐとしっかり広がります。それが、力強いのに品もある。含み香もふわっと飛んで、後味じわ渋
美味しい! 好みの方向性とはちょっと違うんだけど、素直に美味しいと思えるお酒です。
ジブリで例えると「君たちはどう生きるか」の牧勝一。主人公の父親です。しっかり力強くて男っぽくて、甘い色気があってエロいけど、甘くはありません。軍需工場を経営している切れ者で、声はキムタク。
「君たちはどう生きるか」、2025年5月2日の金曜ロードショーでテレビ初放送が予定されています。まだ観てない方はぜひご覧ください。
好き度:★★★★
これ前段として、宮崎駿は戦争責任をめぐって父親と喧嘩していたって部分が結構重要なんですよね
— ehoba (@htGOIW) 2023年11月7日
今考えれば「さもありなん」という話なんですが、その話を聞いてからの「親父のことを好きになった」という『風立ちぬ』『君たちはどう生きるか』は違った感慨を催します https://t.co/mCzA0K917U pic.twitter.com/4pGEd3hp2N


【DATA】
製造者:東日本酒造協同組合(福島県二本松市)
加工者:奥の松酒造株式会社(福島県二本松市)
造り純米大吟醸
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:-2 ・・・ ちょい甘
製造年月:2025年4月
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