【而今 純米吟醸 八反錦 生】
鮮やかに 急上昇して 急降下





去年の年末に、にごりをいただいて以来の而今さん。三重県名張市・木屋正酒造さんのお酒です。超人気の入手困難銘柄ですね。
而今とは、「過去にも囚われず未来にも囚われず、今をただ精一杯生きる」という意味の仏教用語。せっかくなのでもう少し深掘りしてみましょう。
参考にさせていただいたのは、「日常実践の禅ブログ」というブログの記事。こちらによると、而今という言葉の出典は、曹洞宗の開祖・道元禅師の「正法眼蔵」。
原文では、
『いはくの今時は、人人の而今なり。
令我念過去未来現在いく千萬なりとも、
今時なり、而今なり。
人の分上は、かならず今時なり。』
意訳すると、
『言っているのは、人それぞれの「すなわち、この一瞬」ということだ。
私が過去・未来・現在を幾千万も考えてみても、今が重要だ。
「すなわち、この一瞬」だ。
人の生き方というのは、今が重要だ。』
となります。深い。
而今という言葉は、座右の銘としてもよく使われるとのこと。カッコいいですね。ただ、僕が座右の銘を「而今」としたら、みんながお酒のことだと思いそう。
それでは、飲んでいきましょう。
香りはほんのり米旨フルーティー。とても上質で心地よい香りです。
口当たり、きれいな甘酸、おだやかフルーティー。と思った次の瞬間、鮮やかで華やかな甘味が爆発し、一気に吹き抜けていきます。米シロップとバナナとマスカットの甘ほの酸。それがぶわっとふくらみ、甘味はすっといなくなります。急上昇&急降下みたい。そして甘味が引くのと入れ替わりに上質なお米の旨味がじわり。
含み香は、お米の甘旨アルコール。後味はすっと切れて爽やかきれい。
こんな鮮やかな而今さんは初めてです。でも、而今さんらしく、最後はやっぱり上質できれい。凄い!!


アテで合ったのは、土手焼き。やわらかとろとろやさしい味。なのにしっかり美味い! お酒も負けずに米旨しっかりほわあああ。幸せ~。
揚げ物に敷いてあったトマトも良いですね。ただの彩りかと思ったらめちゃくちゃ甘旨の濃いトマトでした。それがお酒の甘旨も引き出して、うっっっま!!!
ジブリで例えると「紅の豚」のポルコの得意技・ひねりこみ。急上昇&急降下し、ひらひら鮮やかに舞います。
好き度:★★★★☆
紅の豚のひねりこみ、
— Hain_01 (@Hain_01) 2018年11月3日
これだけ大きく動いている。
特に、ループ頂点から降下しだした直後、
画面右に低速で旋回、バレルロール気味に切り返して、降下加速・・・
やはり、
零戦の「左捻り込み」ではなく、独自の機動だね。#ひねりこみ #紅の豚 pic.twitter.com/SCXk4lh2sT


【DATA】
蔵元:木屋正酒造(三重県名張市)
造り:純米吟醸 生酒
原料米:広島県産 八反錦
精米歩合:50%
アルコール度数:15.5% ・・・ 普通
製造年月:2024年12月
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