【稼ぎ頭 】
やわらかく ほとんど酸味の 低アル酒



唎酒師が100本から選んでくれる日本酒テーマパーク・Yodobloom SAKE。この日の7杯目は、稼ぎ頭さん。京都市伏見区・増田德兵衛商店さんのお酒です。
Yodobloom SAKEについては、こないだ特集記事も書いたので、気になる方はそちらをご覧ください。
増田德兵衛商店さんは「月の桂」がメイン銘柄のお蔵さんですね。Yodobloom SAKEさんは通常は6杯までなんですが、今回は少ないお酒があったので、その分だけ少量追加で7杯になりました。ラッキー。
増田德兵衛商店さんは、延宝3年(1675年)創業。江戸時代初期ですね。公式サイトによると、京都・伏見で最も古い歴史をもつ造り酒屋の一つなんだそう。まあ、最古と言わないのは、もっと古い月桂冠さん(1637年)・招徳酒造さん(1645年)・北川本家さん(1657年)・向島酒造さん(明暦年間1655~58年)さんなんかがあるからですね。ちなみに玉乃光酒造さん(1673年)は、今は伏見にありますが、創業時は和歌山にあったから除外です。
ちなみにネタ元は、大阪のパッケージ屋さん・きた産業さんがまとめてくださった「18世紀までに創業して現在も醸造を継続する清酒・焼酎蔵元296社の創業年リスト」。こういう時に便利です。
増田德兵衛商店さん、戦後は日本で初めての「スパークリングにごり酒」を造ったり(1964年)、磁器の甕で長期熟成させた「純米大吟醸古酒」を貯蔵開始したり(1965年)と伝統にはとらわれない挑戦もされています。近年では地元産の酒米の復活・栽培したり、低アルコール酒開発など新しい試みもされているそう。
今回のお酒「稼ぎ頭」は、ブランドページもありますね。それによると、この銘柄名は、
『「稼ぎ頭」の文字から想起されるイメージは、ポジティブで能動的。新聞や雑誌上の登場頻度の高さからも、言葉そのものが持つ、強い訴求力が伺えます。
ビジネスの成功や、立身出世といった願いに直球で結びつく、個性の強い名前には、こんな時代だからこそ、家族や仲間たちと、前向きに、力強く、明日に向かって盃を交わしたい・・・そんな想いがこもっています。』だそうです。
このお酒、唎酒師さんに「めちゃくちゃ酸っぱくて面白いですよ」って言われて選んだんです。僕は酸味が得意じゃないから、正直怖い。でも、低アルなんですよね。どんなだか全く想像がつきません。
それでは、飲んでいきましょう。
香りはほとんどありません。まあ、8%の低アルですしね。
口に含むとやわらか酸。レモンと酢酸酸味がぽわん。
お、美味しい。
確かにこれは酸っぱいです。甘味はほんの少しはあるけど、酸の印象が強くて、旨味苦味はほとんど感じません。アル感すらない。
でもとてもやわらかいんです。だから酸の嫌な刺激はありません。なにこのやわらかさ。はじめての感覚。
これは飲める。というより美味しい! そしてほとんど酸味しかないのが面白いです。
ジブリで例えると「となりのトトロ」のメイ。元気でかわいらしくて素直な幼児です。
好き度:★★★★
きょうは「となりのトトロ」。キャラクターで一番好きなのはメイちゃん。生き生きと本当に上手く描いている。実際に幼児の動きを研究し何度も何度も描き直したんだろなあ。おもちのようにぷにょぷにょした肌、めまぐるしく動く顔の表情が素晴らしい。鉛筆のまま着色。#イラスト #ジブリ #トトロ #模写 pic.twitter.com/QwuCOn0Fi9
— Dust19 (@doowop_leaf) 2022年8月19日


【DATA】
製造者:株式会社 増田德兵衛商店(京都府京都市伏見区)
造り:純米酒
原料米:山田錦
精米歩合:70%
アルコール度数:8% ・・・ めっちゃ低い
日本酒度:−55~−65 ・・・ めっちゃ甘い
酸度:5.5~6.5 ・・・ めっちゃ酸っぱい
製造年月:2025年4月
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