こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

澤乃井 > おひいさま(もののけ姫)[ジブリ酒]

澤乃井(さわのい) 大吟醸 (こう)

おだやかで 後半くっきり アルコール

澤乃井

澤乃井
澤乃井
澤乃井

ひとつ前の投稿で書いたように、東京旅行で澤乃井を醸す小澤酒造さんに蔵見学に行ってきました。見学でも2杯試飲したんですが、その後できき酒処でいただいたのが「大吟醸 凰」です。

ちなみに凰というのは、伝説の霊鳥・鳳凰のメスの方。鳳がオスですね。麒麟の麒がオスで麟がメスなのと同じ。鴛鴦(おしどり)翡翠(かわせみ)も前がオスで後ろがメスです。珍しいところでは、鯨鯢(けいげい)。鯨は元々オスのクジラを表す漢字で、メスは鯢なんです。クジラのオスメスって見分けるの難しそうなのに! あと、鯢にはサンショウウオという意味もあってややこしいです。

逆に蝙蝠(こうもり)はどちらもコウモリを表す漢字ですがオスメスの区別はありません。鶺鴒(せきれい)もどちらもセキレイ科の鳥を表すけどオスメスじゃない。
ちょっと面白い例もあって、狼狽(ろうばい)はどちらも伝説上の狼の一種です。でも、狼は前足が長くて後足が短く、狽は前足が短くて後足が長い。だからいつもくっついていて、離れるとバランス崩して倒れるからあわてちゃう。そこから狼狽(うろた)えるという言葉が生まれました(諸説あり)。


閑話休題。話題をお酒に戻しましょう。
こちらは、特A地区山田錦35%のアル添大吟醸。見るからに高級酒ですね。きき酒処でも最も高い値段が付いています。と言っても、1杯600円。普段はなかなか飲めるお酒じゃないから、こういう機会にこそ飲んでおきたいですね。
それでは味わっていきましょう。

上立ち香、ふんわりやわらか米甘旨。ああ、これは良いお酒。やわらかいのに澄んでいて、雑さが全くありません。

口当たり、落ち着くお米の甘味がぽわん。旨酸苦味も出てくるけれど、味わい全体おだやかです。一方で、アルコール感は後半に向かってくっきりカーっと一気に攻めてくる。

アルコールで辛さを感じさせるタイプの辛口ですね。でもそのアルコール感は尖ってなくてまろやかです。めっちゃ美味しい!! 熟成まではしてないんだけど、ちゃんと落ち着くまで寝かせてから出荷していますね。

ジブリで例えると「もののけ姫」のおひいさま。冒頭に登場する蝦夷の里の長老です。クラシックで人当たりはおだやかなんだけど、強い力を秘めています。

好き度:★★★★☆

澤乃井

澤乃井

 

【DATA】
蔵元:小澤酒造株式会社(東京都青梅市沢井)
造り:大吟醸
原料米:特A山田錦
精米歩合:35%
アルコール度数:16% ・・・ 高め
日本酒度:+3 ・・・ ちょい辛
酸度:1.3 ・・・ 低め
製造年月:2025年5月

 

関連記事:

 

←投票リンク踏んでいただけると、とても嬉しいです。

ブログランキング・にほんブログ村へ