【仙禽 モダン 壱式】
フレッシュで きれいな中に 奥深さ




吟醸マグロさんでの日本酒飲み放題、2杯目はお久しぶりの仙禽さん。栃木県さくら市・(株)せんきんさんのお酒です。大人気銘柄ですよね。ただ、実は僕はあんまり飲んでません。理由は、酸味が得意じゃないから。仙禽さんって酸味が立ってるイメージあるんですよね。もちろんそうじゃないお酒があるのも知ってるけど、だいぶ前に飲んだモダン仙禽がかなり酸っぱくて、少しだけ苦手意識がついちゃってるんです。
でも、仙禽さんはこないだのリブランディングされてさらに美味しくなったという噂を聞いてたから飲んでおきたかったんですよね。
仙禽さんはここ数年、生酛や木桶や米作りなど、様々な取り組みをされてきました。その集大成になるのが、2024年11月に行った20年ぶりの大規模リブランディング。テーマは「江戸返り」です。内容は、全量生酛・酵母無添加(天然酵母)・蔵と同じ水脈上にある田圃だけに限定した全量有機栽培米など。こだわりが強いですねえ。ただ、昔の製法って手間がかかるだけでなく、求める酒質に合わせるのが難しいようにも思います。なのに美味しいんだそう。気になります!
リニューアルされたラベルデザインもカッコいいですね。ちなみにデザイナーは、good design companyの水野学さん。日本を代表する超一流のデザイナーですよ! くまモン・Oisix・NTT docomoのiDなどが有名ですね。このクラスのデザイナーさんって、単なる見た目だけのデザインはしないんですよね。デザインをするためにその会社の思想部分まで深く掘り下げてブランド全体をディレクションします。だから中途半端な覚悟じゃ依頼できません。金額的にもね。そんな水野さんのデザインも、やはり江戸っぽいクラシカルなもの。でも不思議にどこか新しさを感じます。
それでは、飲んでいきましょう。
上立ち香、おだやかオレンジマスカット。強すぎず弱すぎず、ちょうど良くて爽やかで、奥にほんのり複雑さがあります。おお!めっちゃ良い香り!
口当たり、ぽわっとフレッシュ、爽やか酸。柑橘感あるフルーティーで、その酸が広がりつつお米のやわらか甘旨も現れます。酸もすぅっと引いていき、全体がおだやかに消えていく。
めっちゃきれい!!
酸中心で甘味も旨味も控えめなんだけど、不思議な奥深さがあります。そして、生酛にありがちなクセや雑味が全くありません。凄い!!
仙禽さんには苦手意識あったし、実際飲んでみても僕が得意じゃない酸味中心のお酒でした。でもそんなの吹き飛ばす、有無を言わせぬ美味しさ! 素晴らしかった!!
ジブリで例えると「風立ちぬ」の黒川夫人。吊りぎみの目が少しきつそうにも見えるけど、本当に優しい美人さん。和服が似合いますね。でも全く古さは感じません。フレッシュさがあるから新婚の頃の黒川夫人かな。どんなだったのか想像がふくらみます。
好き度:★★★★☆
相手の面前で後ろを振り返る所作の前に断りを入れる黒川夫人の上品さがたまりません。 pic.twitter.com/FmuT8uPFYE
— 真 (@shind009) 2023年7月13日


【DATA】
蔵元:株式会社せんきん(栃木県さくら市)
造り:生酛 無濾過原酒 火入
原料米:山田錦
精米歩合:90%
アルコール度数:13% ・・・ 低い
製造年月:2025年2月
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