【岩清水 Eclipse 2022 生原酒 Harmonie】
強炭酸 ライムの酸と やわらか甘


宴友会のお酒。はじめましての岩清水さん。長野県中野市・井賀屋酒造場さんのお酒です。
井賀屋酒造場さんは嘉永6年(1853年)創業。ペリー来航の年ですね。
170年を超える歴史のあるお蔵さんです。でも現在は、蔵元杜氏の小古井宗一さんと奥様の枝里さんの夫婦2人で酒造りをしている小さなお蔵さん。生産量も四合瓶で約6000本とめっちゃ少なく、公式サイトにも「おそらく日本一生産量の少ない酒蔵です」と書かれています。
四合瓶6000本というと一升瓶換算で2400本。ってことは24石ですね。日本一小さな酒蔵と自称されている、人気銘柄・射美を醸す杉原酒造さんの生産量が約80石(2021年度、NIHONMONOさんの記事より)だから、生産量としてはそれよりもだいぶ少ないですね。
少量生産の分、酒造りのこだわりもいろいろあります。お米は全量長野県産米で、仕込み水は井戸水を濾過した硬度ゼロの超軟水。基本的に無濾過生原酒で、搾る過程から-5℃以下を保ち、保管も全て-5℃以下貯蔵。なにより、通常の麹割合の2.5倍となる、麹5割仕込みです。かなり凄いですね。
コンセプトは「お料理とのペアリングを意識した味わい」だそう。女将の枝里さんの前職が肉料理と日本酒のペアリングコースの飲食店で、公式のパンフレットにもお酒ごとに美しい料理が紹介されています。
そもそも枝里さんと宗一さんの出会いも、ペアリングがきっかけ。肉に合うお酒を探していた枝里さんが、試飲会で飲んだ岩清水に衝撃を受け、蔵見学に行き、人手不足と聞いて仕事の休みの日に手伝いに行くようになり、いろいろあってご結婚されたんだそうです。素敵!!
そんな岩清水さんの今回のお酒は、「Éclipse」。裏ラベルにはEclipseと書いてありますが、正式にはフランス語で「Éclipse」のようですね。日食・月食などを表す言葉で、「お料理とお酒の重なり合い」=マリアージュをイメージしているんだそう。井賀屋酒造場さん、2人だけの蔵のわりには、コンセプトもデザインもしっかりしてるし、公式サイトも作りこまれているんですよね。
それでは飲んでいきましょう。
香りはかすかな酸フルーティー。それほど香るわけじゃないけど、食事とのペアリングを意識するならこれくらいがちょうど良いです。
口当たり、強炭酸とライムの酸。やわらかい青リンゴの甘味もほんのり出てきて、酸ほの甘ですっと切れる。
フレッシュですね。苦味もほんのわずかです。製造が2022年12月なので2年半以上経っているのに、奥の甘味がまろやかなこと以外は全くそれを感じません。これが-5℃貯蔵の力でしょうね。
酸があって旨味はほとんど感じないので、和食よりは洋食で、肉料理なんかに合わせたいですね。
ジブリで例えると「千と千尋の神隠し」のリン。ちょっと酸が立つかと思ったら実はやさしいアネゴです。
好き度:★★★★
何故かデータがぶっ飛んだと思ってたリンさん絵、アプリ立ち上げたら何事もなかったかのように再び舞い戻っててワロタ🙄💥wwww
— ひとみん (@joutaro195) 2021年1月22日
え、何!?こんなことある!?
一時的に神隠しにあってたの!!?
千と千尋だけにッ!?!?←
ともあれ復活して良かったです🤣✏️笑 pic.twitter.com/KNJQOVgJUM


【DATA】
蔵元:株式会社 井賀屋酒造場(長野県中野市)
造り:無濾過生原酒 -5℃保管
原料米:長野県中野産酒造好適米
アルコール度数:12% ・・・ 低い
製造年月:2022年12月
蔵出し年月:2025年3月
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