こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

山王丸 > ソフィー(ハウルの動く城)[ジブリ酒]

山王丸(さんのうまる) 夏氷温生貯蔵冷酒】

モダン甘 ほわんとふくらみ ナッツ苦

山王丸

山王丸
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はじめましてのお酒、山王丸さん。福島県南会津郡・開当男山酒造さんのお酒です。
ん? どうやら開当男山酒造さん、法人登録はされていないようですね。小規模なお蔵さんでは時々そういうこともあります。僕がこれまで飲んだ中では、HINEMOSの森山酒造さん、談山の西内酒造さん、舞美人の美川酒造場さん、なんかがそのパターン。

ちなみに、法人登録するメリットとしては、①社会的信用が上がる、②法人税の方が税金が安い、③有限責任になることでリスク低下、④資金調達がしやすい、⑤健康保険と厚生年金の方が給付が充実、⑥相続がラク、⑦設立から2年は消費税が免除 など多岐にわたります。
一方、デメリットは、1⃣会社設立に費用と手間がかかる、2⃣赤字でも税金がかかる、3⃣社会保険への加入義務がある、4⃣事務作業面倒、5⃣会社のお金と個人のお金を明確に区別しなきゃいけない など。
まあ、どちらを選ぶかは、お蔵さんの事情にもよりますね。

開当男山酒造さんは、享保元年(1716年)に渡部開当(はるまさ)さんが創業。めっちゃ老舗やん。それに、開当というのは創業者の名前だったんですね。
享保元年は、江戸では暴れん坊・徳川吉宗公が第8代将軍に就任し、享保の改革が始まった年です。「奥の松福島県二本松市・奥の松酒造さん、「阿部勘」の宮城県塩竈市・阿部勘酒造さん、「萬歳楽」の石川県白山市・小堀酒造店さん、「松浦一」の佐賀県伊万里市・松浦一酒造さん、「飛鳥井」の福井県越前町・丹生酒造さんと同い年。

男山という銘柄もたくさんありますね。Wikipediaには、24種類の男山が載っています。
その元祖は江戸時代に兵庫にあった酒蔵さん。それが大人気だったので、それにあやかって○○男山と名付けたお酒が乱立しちゃったんです。当時は商標制度もありませんでしたしね。◯◯正宗と同じパターンです。
元祖のお蔵さんは既になくなっているのですが、正当な後継者は北海道にある男山株式会社さんとされています。男山(株)さんの公式サイトは、otokoyama.com 。開当男山酒造さんの方は、otokoyama.jpですね。

さて、今回の山王丸さんは、四季それぞれでお酒を発売されており、今回の夏氷温生貯蔵冷酒の他に、春濾過前生酒、秋ひやおろし、冬うすにごりがあります。
ともあれ、はじめての開当男山酒造さん、楽しんで飲んでいきましょう。

上立ち香、おだやかかすかな青バナナ。ほんのり爽やかフルーティー

口当たり、するっとやわらか桃甘ふわり。甘味がほわんとふくらんで、お米の旨味とリンゴ酸、奥にしっかり現れて、ローストナッツのコゲ苦が、最後にじわりと広がります。
含み香、バナナとアルコール。後味ブドウの渋味がじわん。

クラシックの芯があるモダンほの甘という感じですね。
うんまい。


アテは「出汁香る半熟味玉」。お酒にクラシックとモダンの両方を感じたから、両方に合いそうな出汁と玉子をチョイスしました。合わせると、お酒の渋味が中和されて甘味がほわん。うっま!! ペアリング大成功です。

ジブリで例えると「ハウルの動く城」の主人公ソフィー。フレッシュさと落ち着いた苦味があるから、冒頭のソフィーですね。美人さんだけどどこか苦味を抱えてます。

好き度:★★★★

山王丸

山王丸
山王丸

【DATA】
蔵元:開当男山酒造(福島県南会津郡)
造り:純米 生貯蔵酒
原料米:夢の香
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
日本酒度:-1 ・・・ 普通
酸度:1.4 ・・・ 普通
製造年月:2025年6月

 

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