【大嶺 3粒 出羽燦々】
華やかな くっきり酸甘 フルーティー

毎度おなじみ大嶺さん。山口県美祢市・大嶺酒造さんのお酒です。こないだ夏純かすみ生酒を飲んだばかりですね。今年既に4杯目ですし、なんなら今回と同じ酒米・出羽燦々の生酒(黒瓶)も飲んでいます。大好きな銘柄! 同じ火入れの出羽燦々は2年ぶりです。
大嶺さんは、瓶とデザインで大体のスペックがわかります。今回の場合は、
・瓶の色・・・透明:スタンダード
・米粒の数・・・3grain(3粒):精米歩合50%以上
・米粒の色/形・・・白ギザギザ:出羽燦々
いちいち説明されてないんだけど、パッと見ておしゃれで、知れば面白い。瓶の正面には「大嶺」とすら書いてません。普通の銘柄なら、説明不足ですね。消費者に名前もどんなお酒かも伝わらないから、ブランド戦略として間違ってそう。でも大嶺さんならそれでもOKです。スペックなんか伝わらなくても、どうせどれを飲んでも美味しいから。この米粒のデザイン=美味しい の図式が出来上がっているから、ブランド戦略としてもこれで正解なんです。まあ、味とデザインが高いレベルで両立しているからできることで、中途半端にマネをしようとしたら痛い目を見ることになりますけどね。
もう、美味しいのはわかってるお酒。それでは飲んでいきましょう。
上立ち香、ほのかにパインと米甘ふわり。
口当たり、くっきりパインとレモンの酸。ピリシュワ微炭酸も気持ちいいです。米シロップの、甘味もじゅわっと現れて、遅れて米旨じんわりと。
含み香きれいなパイン酸。後味は、すっと引いて控えめ苦渋。この苦渋が、食事に合わせてくれます。
いつも通りの華やかフルーティー。でも、パインの感じは前回とはちょっと印象が違いますね。でも、何のフルーツを感じるかはほんと微妙な違い。なにより、いつも通り間違いなく美味しいです。


アテで合ったのは、鴨ロース。甘辛しっかり味付けと、鴨の豊かな旨味が幸せ。お酒はアテとは戦わず、ふんわりやさしく包み込み、お酒の甘旨がほわっと立ちます。うっま! キュウリの酢の物にも合います。これ、包丁が繊細に入って、土佐酢がしっかり漬かっています。それにお酒の酸が消されて、甘味がふわり。
ジブリで例えると「紅の豚」のジリオラさん。めちゃくちゃ華やか美人のフィオのお姉さんです。自分でも美人なのがわかってそうな自信ある表情なんだけど、飛行艇に乗り込んで発進するフィオを見送るときは、めっちゃはしゃいでいてかわいいです。
好き度:★★★★☆



【DATA】
蔵元:大嶺酒造(山口県美祢市)
造り:純米 火入れ
原料米:出羽燦々
精米歩合:50%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年7月
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