笹一＞赤い髪の魔女(アーヤと魔女)［ジブリ酒］

【笹一(ささいち) 本醸造生原酒】

くっきりな甘味と強いアルコール

ついこないだ、純米大吟醸をいただいた笹一さん。山梨県大月市笹子町・笹一酒造さんのお酒です。純大に続いて麦焼酎の木火土金水(もっかどこんすい) 麦烈(ばくれつ)もいただきました。その2杯をいただいたお店で、お土産のおすそ分けをいただいたのが、こちらの缶の本醸造生原酒です。

常温保存可能な生酒とは、なかなかやりますね。大手メーカーでは時々見かけますが、生酒全体から見たらかなり珍しいです。理屈上は火入れしない状態で火落ち菌と呼ばれる乳酸菌の一種が入らないようにすれば常温保管可能で、そのためのフィルターもあります。でもコストは上がるし、なにより勇気がいります。

この缶は、日本酒缶と言えばこれ、東洋製罐さんの「酒缶」です。菊水ふなぐちを筆頭に、日本酒の缶のほとんどはこの缶ですね。
そもそも、缶の日本酒ってメリットがたくさんあるんです。軽いし、割れないし、紫外線を通さないから保存性も良い。さらに、捨てやすいしリサイクルもしやすい。良いことづくしに見えます。
ただ、大容量の日本酒用の缶ってあまりないから、コスパは悪くなりがちですね。それと、本来は缶って製造設備投資が大きく、製造ロットも多くなるから、なかなか導入のハードルが高い。でも、東洋製缶さんでは充填設備の無償レンタルサービスもあるんだとか。もっと広がってほしいです。

それでは飲んでいきましょう。

香りくっきりアル甘ハーブ。お？これ、強いぞ！くっきり爽やかアルコール。シロップ甘味と、夏の草原のような力強い草っぽさ。

口当たり、とろんとやわらか触感と、くっきり強い甘アルぽわん。シロップ甘味がさらにぽわっ！！そして強いアルコールがぐいぐい寄せてきます。
その後はアルコール由来の苦味も出てズバっと切れる。

一口飲んですぐわかる、これは高アル！！印刷を見てみると、案の定18度もあります。高アル甘口なのが菊水ふなぐち系ですね。ふなぐち好きならおすすめです。

合わせて作ったアテは「たっぷりきのこの豆乳クリームしらたきパスタ」。めっちゃボリュームあるけど、メインはきのこだし、パスタはしらたきだからめっちゃ低糖質。とろーりしっかり味付けを、アルコールがズバッと切って、甘味がふわっと残ります。うまっ！
レシピはこちら↓