【扶桑鶴 純米酒 秋あがり】
秋らしい 豊かな甘旨 クラシック



はじめましてのお酒、扶桑鶴さん。島根県益田市・桑原酒場さんのお酒です。
ラベルの表記は扶桒鶴になっていますが、検索するとほぼすべてのサイトで扶桑鶴表記になっています。ちなみに桒は桑の異体字。桒の字が十が4つと八がひとつに分解できることから、48歳のことを
扶桑とは、古代中国の伝説に登場する、東方の海にある巨木のこと。そこから転じて日本の異称として用いられています。三菱ふそうトラック・バス(株)のふそうもこれですね。
桑原酒場さんは明治36年(1903年)創業。日本海から1.7kmほどのお蔵さんで、近くを流れる高津川の伏流水にこだわった酒造りをされています。高津川は、国土交通省が水質調査の結果によって選定する「水質が最も良好な河川」に何度も選定されている名水。ついこないだ2025年7月4日に発表された2024年の分でも、選ばれています。
ちなみに公式でも清流日本一と書かれていますが、「水質が最も良好な河川」の1位は複数の河川が選定されており、2024年は20の河川が1位になっています。
さて、今回の扶桑鶴さんは、はじめて伺ったお店・大阪扇町にある日本酒ポニーテールさんでいただきました。普段あんまりいかないエリアなんだけど、ちょっと用事があったときにGoogleマップで調べてたまたま近くにあったから入ったんです。そしたらここが大当たり。お酒の種類が多くて人気銘柄からマイナーだけど気になる銘柄まで揃ってます。アテも良い感じだし、お店の雰囲気もいい。通いたい!
今回は、せっかくだから飲んだことのない銘柄ということで、扶桑鶴さんを注文しました。それでは、いただきます。
上立ち香、しっかり甘旨クラシック。穀物感とちょい熟成。
口当たり、クラシックな甘酸から入って旨味がずどん。秋らしく豊かに味が乗ってます。なのになぜだか飲みやすい。
良いお酒ですねえ。熟成っぽい酸とほのかな蜜の甘味もあって、クラシック。

アテは、あん肝の奈良漬け。こんなのもう結婚(マリアージュ)間違いない。あん肝のコクに奈良漬けでしっかり味が加わって濃厚。それがお酒の米甘旨をほわっと引き出します。うまっ!
ジブリで例えると「となりのトトロ」のトトロ。豊かな自然の象徴のようなやわらかさがありつつも、かわいくて親しみやすい。
好き度:★★★★
昔描いたトトロを見つけた pic.twitter.com/3b3b3zqkft
— ɪcᴏɪ. (@Kuragesaibou) 2025年10月2日



【DATA】
蔵元:株式会社 桑原酒場(島根県益田市)
造り:純米 原酒
精米歩合:70%
アルコール度数:18~19% ・・・ 低い
製造年月:2025年9月
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