こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

日本酒ポニーテール > ヒミ(君たちはどう生きるか)[ジブリ酒]

【日本酒ポニーテール】

やわらかい 甘味がふわり 酸で切る

日本酒ポニーテール

日本酒ポニーテール
日本酒ポニーテール

はじめて伺ったお店・日本酒ポニーテールさん。扶桑鶴に続いていただくのはお店のPB(プライベートブランド)です。お店PB凄い!!

裏ラベルを見ると「御代菊 吟醸 大和の香り ポニーテール」と書かれています。なるほど、造ってるの御代菊さんでしたか。奈良県橿原市・喜多酒造さんのお酒です。ただ、公式サイトの大和の香りと比べるとアルコール度数が違いますね。別誂えかな?
御代菊さんは1年前に「純米吟醸 水酛 山乃かみ酵母」を、2年前に「(やまと) 純米」を飲んでます。どちらも美味しかった。

喜多酒造さんは享保3年(1718年)創業。元々は橿原の大和御坊村で酒造りを続けられていましたが、1940年、皇紀2600年を記念した橿原神宮の拡張によって現在の地に移られます。

橿原神宮
こちらがphotoACからお借りした橿原神宮の外拝殿の写真。橿原神宮は、その名の通り橿原にある神社です。神宮というのは皇室や皇族の祖先を祀る格式の高い神社のこと。その中でも橿原神宮は特別です。なんせ祀られているのが初代の神武天皇。すぐ近くには神武天皇陵もあります。
でも歴史としてはそれほど古くはなく、創建されたのは明治23年(1890年)。喜多酒造さんの方がずっと古いんですね。神武天皇陵が"決められた"のも文久3年(1863年)だからお蔵さんの方が先。近所に初代天皇陵や神宮ができるってびっくりですね。神武天皇陵治定や橿原神宮創建の経緯は、旅ながらの日々さんというブログに詳しく載っています。面白かった!


閑話休題。それではポニーテールさんを飲んでいきましょう。

香りやわらか甘旨クラシック。糖とお米の甘さがふわり。

口当たり、とろんとやわらか甘酸味。ほわっと広がり旨味もほわん。そこから酸味がさらにぽわっ。

含み香は、おだやかやわらか甘アルふわり。後味は、酸甘じんわりやさしく残り、それをきれいなアルコールが切る。

めっちゃ美味いやん! やわらかくて甘くて、最後に酸アルで辛く切ります。

 


アテは、お通しの肉団子。甘酢餡のかかった肉旨味によって、お酒の甘旨がほわわんと広がります。

ジブリで例えると「君たちはどう生きるか」のヒミ。一応ヒロイン枠です。甘くてかわいくて爽やかで強い力を持ってます。後ろで髪を束ねてるけど、残念ながらポニーテールではないですね。

なお、ポニーテールPBには2種類あるんだそう。
それとこちらのお店、なんでポニーテールという名前なのかはわからないままだけど、ポニーテールのお客さんは1杯サービスになります。あと、お店のお姉さんはふたりもポニーテールでした。

好き度:★★★★☆

日本酒ポニーテール

日本酒ポニーテール
日本酒ポニーテール

【DATA】
蔵元:喜多酒造株式会社(奈良県橿原市)
造り:吟醸
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年9月

 

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