こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

天吹 > バナナ

天吹(あまぶき) 純米大吟醸 バナナ酵母 生】

青バナナ 後半になると 完熟に

天吹

天吹
天吹
天吹

お久しぶりの天吹さん。佐賀県三養基(みやき)みやき町・天吹酒造さんのお酒です。
天吹酒造さんと言えば、2020年から杜氏をされていた日下信次(ひのしたしんじ)さんが移籍されたことが僕の中で話題です。移籍先は、山口の永山酒造さんだということが、つい先日、日下信次さんのインスタで発表されました。山猿を醸すお蔵さんですね。日下信次さんの個人ブランド・日下無双も、日下信次さんと共に村重酒造さんから天吹酒造さんに移籍していたのですが、やっぱり永山酒造さんで造るようになるのでしょうか。

ともあれ、今回のお酒は、天吹さんの中でもいちばん印象的だったバナナ酵母のお酒。天吹さんのバナナ酵母純米大吟醸純米吟醸「恋するバナナ」を飲んでるんですが、今回は純米大吟醸の方。ただ、2020年に飲んだ純米大吟醸バナナ酵母はアルコールが16度だったのに、12度になっています。だいぶ変わってますね。

それでは飲んでいきましょう。

上立ち香、ぽわんと華やかバナナシロップ。明らかなバナナと、奥にほんのり穀物のコク。

口当たり、くっきり青バナナ+バナナシロップの甘ほの酸。バナナですねえ。それが、後半になるにしたがって、青バナナが完熟バナナに変化して、青い果実の苦渋もじんわり。

バナナの名前を冠したお酒は、他にも「七水 バナナの呼吸」や、実際にバナナを原材料に使った「ハツユキソウ まろやかバナナ香る」なんかを飲んでますが、やっぱり天吹さんが格段にバナナですね。

 

合ったアテは、太刀魚と筍と豆苗の春巻。マスターの新作だそうです。面白い組み合わせ。旨塩味が効いていてめちゃくちゃ美味しい! その旨塩がお酒の甘味をさらに華やかにしてくれます。

ジブリで例えると、、、無理! これはどう考えてもバナナ以外にありません。まあ、それは前回も同じだったんですけどね。
好き度:★★★★

天吹

天吹
天吹

 

【DATA】
蔵元:天吹酒造合資会社(佐賀県三養基郡みやき町)
造り:純米大吟醸
原料米:寿限無
精米歩合:50%
アルコール度数:12% ・・・ 低い
酵母:バナナ酵母
製造年月:2025年7月

あ、これ、寿限無だったんですね。寿限無って最近になって聞くようになった酒米なんですが、実は前回の純米大吟醸バナナ酵母寿限無でした。

 

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