こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

ん > 女(レッドタートル)[ジブリ酒]

【ん 純米酒

おだやかで 淡いけれども んめぇ酒

ん

ん
ん
ん

はじめましてのお酒、「ん」さん。言いにくい。青森県弘前市・三浦酒造さんのお酒です。豊盃のお蔵さんですね。

豊盃さん、有名なのに実は全然飲めてない銘柄です。飲んだのは5年前の「モヒカン娘」以来。ラベルのインパクトが強いけど、きれいで楽しくてめちゃくちゃ美味しいお酒でした。

豊盃の銘柄名の由来は、青森県農業試験場が昭和51年(1976年)に開発した酒米・豊盃米。さらにその由来は、津軽民謡の「ホーハイ節」です。ホーハイ節は、戦国大名で初代弘前藩(津軽藩)藩主の大浦為信公が、戦場で兵を鼓舞する為に唄った歌が始まりだそう(諸説あり)。

大浦為信公と言えば、関ヶ原の戦いでは、真田家と同じように親子で東軍西軍に分かれて生き残りを図った人物としても知られています。現在でも弘前には銅像が立っており、地元で愛されている武将ですね。

ちなみにホーハイ節は、聞いてみたら「ホーハイ ホーハイ ホーハイ」という歌詞の「ホー」の部分が裏声高温で「ハイ」で一気に低くなるめっちゃ難しそうな歌でした。ヨーデルみたい。


さて、今回のお酒は「ん」。「うまい」の東北訛りである「んめぇ」に由来してるんだそう。このお酒も豊盃米を使ってます。
それでは、飲んでいきましょう。

香りほんわりおだやかに、お米の旨さと麦の甘。

口当たり、やわらかほんのり甘酸味。おだやかやわらか米甘と、ひかえめやさしい乳酸ふわり。そのまま特にふくらまず、ひかえめなまま旨苦ほわり。アルコール感もおとなしく、甘中心ではあるけれど、とても淡い飲み口です。なのになぜだか物足りなさが全くありません。淡いけどちゃんと んめぇ。

アテにも合うけど、それより単体でだらだら飲みたいお酒ですね。秋の夜長におだやかにぴったり。

ジブリで例えると「レッドタートル」の女。
レッドタートル」は、2016年公開の、ジブリの中では飛びぬけてマイナーな作品です。監督は、オランダ出身のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットさんで、日本・フランス・ベルギーの3か国による合作。カンヌ国際映画祭の、独自で特異な作品に与えられる「ある視点」部門特別賞を受賞しています。
全編通して一切セリフがないという、かなり前衛的でアーティスティックな作品。でもとても美しいし、見終わった後に、不思議な深い後味が残ります。秋の独りのちょっと寂しい夜なんかにおススメですよ。あと、カニがかわいい。

好き度:★★★★

レッドタートル

ん

ん

【DATA】
蔵元:三浦酒造株式会社(青森県弘前市)
造り:純米酒
原料米:豊盃米
精米歩合:麹米55%、掛米70%
日本酒度:+1.0~2.0 ・・・ 普通~ちょい辛
酸度:1.5~1.8 ・・・ 普通~高い
アルコール度数:13% ・・・ 低い
酵母: 協会901号酵母
製造年月:2025年10月

 

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