こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

櫻守 > 隠神刑部(平成狸合戦ぽんぽこ)[ジブリ酒]

櫻守(さくらもり) 生酛造り 本醸造

なめらかな コク旨乳酸 クラシック

櫻守

櫻守
櫻守

はじめましてのお酒、櫻守さん。山梨県北杜市・谷櫻酒造さんのお酒です。

谷櫻酒造さんは嘉永元年(1848年) 創業。蔵の敷地で大量の古銭が出土したことから、屋号を「古銭屋」としていました。カップのフタにも古銭っぽく「古銭屋號」って書いてますね。
號は、フタに書いてある字は号偏に乕です。でも「乕」は「虎」の略体だから號と同じ。號は号の異体字だから、古銭屋号ですね。読む順番が上→下→右→左の順番なのは、江戸時代の寛永通宝と同じ。

今回のお酒は、本醸造で生酛のカップ酒。カップ酒や本醸造で生酛って珍しいですね。谷櫻酒造さんは、生酛造りにごだわりを待たれているお蔵さん。1998年から生酛に取り組んでいたとのことなので、かなり早いですね。

それでは飲んでいきましょう。カップ酒なのでまずは常温から。

香りはコク旨乳酸ほわり。生酛らしい野太さがありますね。

口当たり、とろんとやわらかく入ってきて、旨酸ぽわんとふくらみます。香り通りのコク旨乳酸クラシック。最後にずどんと苦旨味。
甘味はほとんどないけれど、なめらかさがあって飲みやすいです。

クラシックで生酛だから、燗にもしたいですね。そんなに量がないから、簡単にレンジ燗で。
熱燗(50℃)では、アルコールがツンっと刺さり、旨味も尖っててちょっと苦手。でも、ぬる燗(40℃)だと酒質がやわらかくなって、まろやか旨味が良い感じでした。ぬる燗くらいが好きですね。

 

アテは、イカとセロリの塩辛。こないだお店で食べたのが美味しくて再現したやつです。作るのはめっちゃ簡単なのに、セロリ特有の苦えぐみが消えて、塩辛も少しやわらかく爽やかになって美味しいです。そしてその塩辛が、お酒に良い感じに対抗できています。お酒の苦旨がやわらかくなって、やさしい米旨ふんわり立ちます。
もうひとつ面白かったのが「虚無キャベツのもりもりコンソメ煮+1」。こちらも超簡単レシピ。コンソメの他に少し創味シャンタンを入れて、味わいが少し重層的になってます。洋食とも少し違っているからなのか、クラシックなお酒にもよく合います。お酒の苦味が抑えられ、でも複雑さは残ります。

レシピはこちら↓

 

ジブリで例えると「平成狸合戦ぽんぽこ」の隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)愛媛県松山から呼ばれた長老狸です。天智天皇(668年~672年)の時代から松山に住み、808匹の眷属を持つ化狸。日本三大狸話のひとつに数えられる「松山騒動八百八狸物語」に登場します。ちなみに三大狸話のあとふたつは「証城寺の狸囃子」「分福茶釜」。力強くいかつい顔をしてますが、狸らしいモフさもあります。

好き度:★★★☆

櫻守

櫻守
櫻守

【DATA】
蔵元:谷櫻酒造有限会社(山梨県北杜市)
造り:本醸造 生酛
精米歩合:65%
アルコール度数:14〜15% ・・・ 低め
酵母:蔵付き酵母
製造年月:2025年10月

 

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