こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

喜久醉 > アーヤ(アーヤと魔女)[ジブリ酒]

喜久醉きくよい 特別純米

爽やかな 旨アルくっきり クラシック

喜久醉

喜久醉
喜久醉
喜久醉

はじめましてのお酒、喜久醉さん。静岡県藤枝市・青島酒造さんのお酒です。醉は酔の旧字体ですね。だから喜久酔という表記をしている酒屋さんの方が多いくらい。ちなみに卒の略字が卆で、九と十だから、90歳のお祝いを卒寿って言います。

青島酒造さんは、明治元年(1868年)創業。現在の当主は、5代目となる青島孝さんです。蔵元さんや杜氏さんには凄い経歴の人がたくさんいますが、青島孝さんもかなり凄い。

青島孝さんは、1964年に酒蔵の長男として生まれますが、蔵を継ぐつもりは全くありませんでした。そして早稲田大学経済学部に進学し、バックパッカーとして世界80か国以上を放浪します。卒業後は、証券系投資顧問会社に就職。3年間働いたのちに渡米して、ニューヨーク・ウォール街の投資会社でファンドマネージャーとして活躍します。国際証券市場の最先端で巨額の資金を運用する毎日。しかしその中で、自然や季節と共にある日本の文化が、とても誇らしいものだと気づいたんだそうです。そこで実家に戻り、河村伝兵衛さんに弟子入り。静岡酵母を開発し、静岡が吟醸王国と呼ばれる基盤をつくり上げた偉人ですね。今回は深入りしませんが、河村伝兵衛さんについては日本酒ライター・酒井辰右衛門さんの記事が面白いです。ともあれ、青島孝さんは酒造りの道に入り、米作りも手がけながら経営者・杜氏として活躍されています。


さて、今回の喜久醉さんは、ひとつ前のesさんが どて焼きに全く合わなかったから、リベンジで絶対合いそうなお酒ということで選びました。
それでは飲んでいきましょう。

上立ち香、おだやかだけどくっきりと、乳酸米旨アルコール。期待通りのクラシック。

口当たり、鮮やかぽわっと不思議な酸。リンゴ酸っぽいんだけどフルーティーさも甘さも控えめで、最初から渋味もあります。酸中心で旨甘ほんのりかと思ったら、最後に旨アルがくっきりズバン!

15度の純米酒にしてはアルコールがくっきりしていますね。良い意味でアル添っぽい。
含み香、爽やかアルぽわん。後味酸旨じんわりと。

 


アテは、どて焼きに無事に合いました。というより、めちゃくちゃ合う!! どて焼きの濃い旨塩味で、お酒がやわらかくなります。この感じは、いろんな食事に合わせやすそうですね。喜久醉さん、めっちゃ優秀な食中酒やん。

ジブリで例えると「アーヤと魔女」の主人公・アーヤ。ジブリ史上最もはしたないヒロインと呼ばれており、なかなかパワフルです。裏で見せる笑顔が実にえげつなくて良いんですよね。

好き度:★★★☆

喜久醉

喜久醉
喜久醉

【DATA】
蔵元:青島酒造株式会社(静岡県藤枝市)
造り:特別純米
原料米:山田錦、日本晴
精米歩合:60%
アルコール度数:15~16% ・・・ 普通
日本酒度:+6 ・・・ 辛口
酸度:1.5 ・・・ 普通
製造年月日:2025年8月

 

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