【招徳 純米吟醸 賀正ラベル】
淡いのに 飲めば飲むほど 好きになる




しばらくぶりの招徳さん。京都市伏見区・招德酒造さんのお酒です。前回は、金魚が描かれた夏ボトルでした。
招徳酒造さんは正保2年(1645年)創業の老舗。大正中期に伏見に移転してきたんだそうです。そして昭和40年代から純米酒にこだわった全量純米のお蔵さん。早いですね。それも、周りにはアル添の廉価なお酒を大量生産しているお蔵さんが多い伏見での純米だから、余計にそう思います。
今回のお酒は、ちょっと謎。招徳さんの正月酒にはこれとは別の「干支ラベル」もあって、ちゃんと公式サイトにも載っています。でも、こちらの賀正ラベルは、公式サイトはおろか、ほとんどの情報がないんですよね。でもこのデザインセンス、好きです。ただの馬じゃなくて華やか。
それでは早速飲んでいきましょう。
上立ち香、ふわっと米旨アルコール。クラシックな淡麗辛口っぽいけど、透明感があってきれいです。
口当たり、するっとやわらか淡麗で、お米の甘味がふんわりと、やさしく顔を出してきます。おだやか旨味もほんのりと。
含み香は、ごくおだやかに旨アルで、飲み込んだ後に口の中にふわっと広がるお米も甘味が素晴らしい。
温度帯は、最初の雪冷え(5℃)も良かったんだけど、涼冷え(15℃)くらいで味わいが少しふくよかに開いてくるのも美味しい。常温でも良さそうだけど、ここで1合なくなりました。速い!
やわらかきれいな淡麗酒。でも物足りなさは全くなくて、飲めば飲むほど好きになる。このお店、注文単位は1合からなんだけど、これは1合あって良かったです。めちゃくちゃ美味しい!!

アテは、肉じゃが。少し甘めの味付けで、お酒の辛口感がキリっとします。これも合うけど、もっと淡白な味のアテも良いですね。
ジブリで例えると「レッドタートル」の、ポスターにもなってる、碧い海を泳ぐシーン。甘くはないけど爽やかで美しい。
好き度:★★★★☆
宮﨑駿監督作ではないが、『レッドタートル』は本当に本当に素晴らしい作品だったと繰り返し言いたい。当時、お客さん入ってなさ過ぎて怒りすら湧いてきた。命が始まりやがて終わってしまう。そんな当たり前だけど受け入れ難い現実が、スッと理解できてしまうような作品。 pic.twitter.com/ECLIPT0OyT
— 石井公二(『片手袋研究入門』実業之日本社より発売) (@rakuda2010) 2023年7月12日


【DATA】
蔵元:招德酒造株式会社(京都府京都市伏見区)
造り:純米吟醸
精米歩合:60%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年12月
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