こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

1787 > ユパ様(風の谷のナウシカ)[ジブリ酒]

1787(いなはな) ~息吹~ 厳選槽場汲み 無濾過生原酒】

力強い アル苦ビリビリ フルーティー

1787

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お久しぶりの1787さん。千葉県長生郡一宮町・稲花酒造さんのお酒です。稲花→いなはな→1787。読める読めない以前に、表ラベルにはほとんど何も書いてありません。よく見ると右下に薄く「清酒」とだけ書いてるんですけどね。

稲花酒造さんは、扁平精米を採用した日本初の酒蔵で、ほとんどのお酒を扁平精米で醸されているんだとか。
扁平精米とは、従来のお米を丸く削る球形精米とは違い、お米を平らに削る方法。そうすることで、お米をあまり削らなくても、効率的に雑味の元となる外側のタンパク質を除去できます。

扁平精米の先駆者としては、福島の大七酒造さんも挙げられます。元々の理論は、1993年に東京国税局鑑定官室⻑の齋藤富男さんが発表した論文。両蔵とも、その直後から扁平精米の研究をはじめています。公式サイトでの表現は微妙に違って、大七酒造さんでは「(1994年12月に)全国初の扁平精⽶による純⽶⼤吟醸の仕込みを開始」、稲花酒造さんでは「扁平精米を採用した日本初の酒蔵」となっています。まあここで正確にはどちらが早いかを競っても意味はありません。どちらも凄い。扁平精米は特に大きな設備投資も必要になる技術なので、すぐに取り組み始めた両蔵とも賞賛に値します。

1787さんは1年半ぶりですね。 今回も前回と同様に、柳生乱世さんに送っていただいたお酒です。いつもありがとうございます。
表ラベルは前回と全く同じものに見えます。でも商品名は前回は(ほむら)で、今回は息吹。スペックもほとんど同じだけど、生詰から生酒に変わっています。火入れをしたから炎ってこと?
ともあれ、飲んでいきましょう。

上立ち香、穀物・ブドウとアルコール。前回と傾向は同じだけど、少しフレッシュな気がします。

口当たり、やわらか巨峰のフルーティー。奥にくっきりアルコール。そのアルコール感を中心に、穀物旨味とアルコール由来の苦味と、デラウエアの甘酸味も現れ、最後はアル苦旨の辛さでズバっとぶった切る。
力強くて美味い!
含み香も、くっきりアルコールと赤ブドウと稲の花。後味アル苦ビリビリと。

これを飲んだのはちょうどお正月だったから、合わせたアテはおせち。その中でも、煮しめには特に合いました。出汁のしっかり聞いた根菜類によって、お酒のお米の旨味が立って、その後でアルコールの辛さで力強く切ります。ロックなら和食全般に合いそう。

1787さん、美味しいけど、少し放置して落ち着いたらさらに美味しくなりそうな予感がします。というわけで、あえて常温で7日ほど放置してみました。その後に冷蔵庫に移してしっかり冷やします。

そしたら、荒々しい旨苦が落ち着いて、甘味が少し前に出てきました。これは当たり! バランスが良くなってる! アルコール感の強さは健在だけど、それはそれで嫌じゃありません。でも、アルコールの刺激が苦手な人は、ロックをお勧めします。少しだけ氷が溶けただけで、味わいがさらにおだやかになって、ぐっと飲みやすくなりました。性格はおだやかになって優しい顔を見せるんだけど、味わいの力強さは薄まらずにそのまま。ロックめっちゃ美味しいです!!

 


7日目に合わせたのは、カツオの漬け。うちの漬けレシピは、いろんな魚に合うんです。刺身で食べるよりも1.5倍くらい美味しくなる! 1787さんに合わせれると、お米の穀物旨味がふわっ。そしてそれをアルコールがズバッ!!
うまっ!!
漬けのレシピは↓こちらです。

 

ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のユパ様。辺境一の剣士と呼ばれるくらい力強さとキレの良さを持ちつつ、とても優しくて風の谷のみんなに慕われています。

好き度:★★★★

え?写真????

1787
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【DATA】
蔵元:稲花酒造有限会社(千葉県長生郡一宮町)
造り: 純米吟醸 無濾過生原酒
精米歩合:60%(扁平精米)
アルコール度数:17% ・・・ 高い
製造年月:2025年12月

 

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