【十四代 大極上生 龍の落とし子】
フレッシュで なめらか幸せ フルーティー






お??見たことのない十四代様。
いつものお店で、年始に特別に入荷したお酒です。
大極上生の龍の落とし子は去年もいただいてます。精米歩合35%の高精白で、定価でもなかなかのお値段の高級酒。ラベルが変わっただけでしょうか?
このラベルは、昭和50年代に十四代がデビューした当時のラベルの復刻版。全国新酒鑑評会出品酒がこんな感じのロゴで、雰囲気が似ています。
ともあれ、めったに飲めない特別なお酒、感謝していただきましょう。
上立ち香、固い米旨、奥に梨。若いフレッシュな固さの中にも色気があります。
口当たり、ピリッと細かい微炭酸、やさしい爽やか青リンゴ。そのリンゴの酸に連れられて、梨甘米旨ミネラル苦もぽわっと現れ、和梨の甘味とフレッシュな苦味が華やかに開きます。当然のようにめちゃくちゃ美味しい!!
含み香は、おだやか だけどくっきりフルーティーな青リンゴとアルコール。後味は、ふんわりシロップの幸せな甘味が残ります。けっこう甘いのにベタベタしたところは全くありません。その甘味も蒸発するようにふわっと消えて、すっきりふんわり幸せな記憶だけが残ります。
そしてやっぱり十四代。なめらかすぎて味わいは口の中で溶けていき、喉を通る感覚なしに消えてしまいます。
この日は実は開栓2日目。初日はすっきりしすぎて物足りないくらいだったそう。前からちょくちょく言ってるけど、十四代の特に生酒は2日目の方が味が開きますね。初日に当たった人は、スワリングしてみるのも良いかもしれません。

アテは、ローストビーフが素晴らしい。シンプルで上質な牛肉の旨味とやわらか脂がお酒の苦味を消して、極上の甘味だけがふんわり残ります。
ジブリで例えると「風立ちぬ」の菜穂子ちゃん(13歳くらい)。汽車の中で初めて二郎と出会った少女時代の菜穂子ちゃんです。かわいくて爽やかで、品もあります。そしてこの年なのにポール・ヴァレリーの詩を原書のフランス語で読むくらい優秀。
好き度:★★★★★
菜穂子「Le vent se leve(風が立つ)」
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) 2021年8月27日
二郎「Il faunt tenter de vivre(生きようと試みなければならない)」
これはフランスの詩人であるポール・ヴァレリーの「海辺の墓地」の一節。
冒頭の「風立ちぬ、いざ生きめやも」は堀辰雄の訳で、自身の小説「風立ちぬ」で引用しました。#風立ちぬ pic.twitter.com/A2rIB5bL39


【DATA】
蔵元:高木酒造株式会社(山形県村山市)
造り:純米大吟醸 生酒
原料米:龍の落とし子 80%
精米歩合:35%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年12月
お米は、龍の落とし子が80%で、残り20%は書いていません。ただ、このクラスのお酒ですし、おそらくは麹米が山田錦(精米歩合35%)で、掛米が龍の落とし子(同35%)なんだと予想します。
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