こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

和右衛門 > ジコ坊(もののけ姫)[ジブリ酒]

【四代目 和右衛門(わうえもん) 特別純米】

甘アルと 不思議なクセが アクセント

和右衛門

和右衛門
和右衛門
和右衛門

友達の猫谷さんがやってる間借り日本酒居酒屋「休日の猫谷さん」の3杯目は、はじめましてのお酒、和右衛門さん。徳島県三好市池田町サラダ・中和(なかわ)商店さんのお酒です。
サラダ!?
いや、地名も面白いんですけど、サラダってことは、三芳菊酒造さんと同じ町内ってことです。実際に地図を見てみると、徒歩1分のご近所さん。

 

そして猫谷さんによると、和右衛門さんは、三芳菊さんと通じるところがあるんだそう。なにそれこわい。こないだ飲んだ三芳菊さんの「あなたと地獄に堕ちたい」は強いブルーチーズの香りが3席離れたお客さんのところまで届くくらいの、超ド級の変態でした。でも、上手くアテと合わせたら美味しく飲めたんですよね。不思議。


どんなお酒か気になりますが、ひとまずは中和商店さんを調べてみましょう。
中和商店さんは、享和2年(1802年)に刻み煙草製造業として創業。その約100年後の大正15年(1904年)に酒造業へと転業しました。1904年というのは、日露戦争の軍事費捻出を背景として、煙草専売法が制定された年。煙草の製造販売が国の管理となり、民間事業者は撤退を余儀なくされたんです。ちなみに三芳菊酒造さんは1889年創業なので、創業は中和商店さんの方が先ですが、酒造りとしては三芳菊さんが少し先輩ですね。

中和商店さんのメイン銘柄は「今小町」。酒造業に転業した三代目和右衞門の奥さんが「イマ」さんという評判の美人だったんだそう。しかもその人が琴の名手で箏曲「今小町」が好きだったことから名付けられたんだそうです。

というわけで今回のお酒・和右衛門さんは、蔵元が代々襲名している名前が由来。今回飲むのは四代目で特別純米ですが、他に「三代目 和右衛門 吟醸」と「五代目 和右衛門 特別本醸造」があります。ちなみに現在の社長さんが襲名したら六代目。こういう風にネーミングが変わるの面白いですね。

それでは飲んでいきましょう。

上立ち香、米甘旨と不思議なクセ。このクセが何かわからなかったんだけど、猫谷さんによると、利き酒選手権で優勝したというお客さんが硫黄と表現していたそう。なるほど確かに硫黄っぽい。ちょっと珍しい香りです。

口当たり、はっきり酸甘苦ぽわん。それがふくらみつつアルコールが一気にずどん。クセは確かにあるけど和解できる程度で、面白いアクセントになっています。
含み香、甘アルほわんと飛んで、後味甘アル由来の甘苦がずずん。

ジブリで例えると「もののけ姫」のジコ坊。人当たりはやわらかいけど、クセがたっぷり。

好き度:★★★☆

和右衛門

和右衛門

【DATA】
蔵元:合名会社 中和商店(徳島県三好市)
造り:特別純米
原料米:五百万石
精米歩合:掛米55%、麹米60%
アルコール度数:15.5% ・・・ 普通
日本酒度:+3.0 ・・・ ちょい辛
酸度:1.4 ・・・ 普通
アミノ酸度:1.2 ・・・ 低め
製造年月:2024年5月

 

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