こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

天遊琳 > 草壁タツオさん(となりのトトロ)[ジブリ酒]

天遊琳(てんゆうりん) 特別純米酒 限定瓶囲い】

やわらかい 酸旨はっきり フルーティー

天遊琳

天遊琳
天遊琳
天遊琳

はじめましてのお酒、天遊琳さん。三重県四日市市・タカハシ酒造さんのお酒です。

タカハシ酒造さんは、文久2年(1862年)創業。幕末まっ盛りですね。寺田屋事件や生麦事件などが起こった年です。
江戸時代、このあたりは桑名藩でした。桑名藩は初代藩主が徳川四天王の猛将・本田忠勝。本田家が加増移封された後には、徳川家につながる松平家が代々藩主を務めます。そして、タカハシ酒造さん創業当時の藩主・松平定敬公は、会津藩主で京都守護職を務める幕府側のキーパーソン・松平容保公の実弟です。ってことはもう、ごりっごりの佐幕派。創業後しばらくの1868年の鳥羽伏見の戦いでは桑名藩も朝敵に指定されてしまいます。そしてお金も兵も少なかった桑名藩は戦わずして負け、桑名城は無血開城。まあ、会津のように多数の戦死者を出して負けるよりはずっと良いですね。

そんな混乱の中、タカハシ酒造さんは生き続け、伊勢神宮をはじめ県下800あまりの神社に奉納する御神酒造るなど歴史を重ねてきました。
今回の「天遊琳」が、タカハシ酒造さんの代表銘柄。「天遊」とは、自然に合体して自由に心を遊ばせること。そして「琳」は美しい宝石のことで、一滴一滴が輝く酒でありたいという想いが込められているんだそう。良いネーミングですね。

そしてこの特別純米瓶囲いが、タカハシ酒造さんを代表するお酒なんだそう。やっぱり初めては代表選手を飲みたいですね。それでは、いただきます。

上立ち香、乳酸米旨マスカット。ほわんと豊かにやわらかく。

口当たり、やわらかやさしい酸ぽわん。青いバナナとリンゴの酸。米旨と、バナナの甘味と苦渋も、まろやかじわっと現われて、はっきり酸旨味で締める。
含み香ほんのり乳酸で、後味じんわり酸渋味。

酸旨中心のそんなに得意じゃない方向性なんだけど、酒質がやわらかくて美味しいです。良いお酒!

 


お酒に合わせて注文したアテは、鶏肝煮。鶏肝によってお酒がさらにやわらかくなって、フルーティーさがきれいにぽわん。

ジブリで例えると「となりのトトロ」の草壁タツオさん。サツキとメイのやさしいお父さんです。やさしいだけじゃなくて優秀で、大学で考古学の講師をしています。

好き度:★★★★

天遊琳

天遊琳
天遊琳

【DATA】
蔵元:株式会社タカハシ酒造(三重県四日市市)
造り:特別純米
精米歩合:55%
アルコール度数:15% ・・・ 普通
製造年月:2025年12月

 

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