こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

芳水 高柿木 > 親方(天空の城ラピュタ)[ジブリ酒]

芳水(ほうすい) 高柿木(たかがき) 純米生原酒 無濾過中取り】

インパクト! 強アルなのに 飲みやすい

高柿木

高柿木
高柿木
高柿木
高柿木

お久しぶりの芳水さん。徳島県三好市・芳水酒造さんのお酒です。

芳水酒造さんは大正2年(1913年)創業。芳水の由来はお蔵さんのすぐ側を流れている吉野川。吉野川が「芳乃川(よしのがわ)」・「芳水(よしのみず)」と詠まれていたことから芳水と名付けたんだそうです。

吉野川は、利根川・筑後川と並んで日本三大暴れ川のひとつに数えられる急流です。お蔵さんから歩いて行ける距離に、多くの奇岩がある景勝地・美濃田の淵があります。

美濃田の淵
こちらがphotoACよりお借りした美濃田の淵の写真・めっちゃきれい!

この吉野川、航空写真で見るとめっちゃ面白いんです。吉野川は、源流である石鎚山脈の瓶ヶ森(かめがもり)からしばらくは東に向かい、途中で北に方向を変えます。そしてお蔵さんのある三好市で直角に向きを変え、そこからはほぼまっすぐ東に向かいます。航空写真で見ると、お蔵さんのあるあたりからまっすぐ東に向かって四国山地が削り取られて谷になっているのがひと目でわかります。この谷は、九州の八代から関東まで伸びる長大な断層帯・中央構造線が最もわかりやすく見える部分です。山がズバっとえぐれてる。


閑話休題。
今回のお酒は、高柿木。この銘柄については、名古屋の酒販店・知多繁さんの説明がわかりやすくて熱いので引用させていただきます。

このお酒は当店が加盟する「酒と食 匠の会」の特注ブランドです。
「高柿木」という名前は、奥播磨、芳水、そして今年「三光正宗」を最後に引退された名杜氏「高垣克正」の名前に由来しています。
高垣杜氏は「奥播磨」で杜氏を7年間務めたあと芳水に移ってきました。移籍にあたっては2~3年のポイントリリーフのつもりでしたが、できるだけ芳水にとどまって欲しいとの思いから、有志で「高柿木」というブランドを立ち上げました。
岡山の「三光正宗」に移籍したことで、「高柿木」は廃番となりましたが、独り歩きを始めたブランドとロゴの格調高さ、書家「徳岡仏性坊」氏の筆による立ち姿の美しさなど、デザインとしての完成度の高さにも捨てがたい愛着がありました。
(中略)この度の高垣杜氏の引退に伴い、「高柿木」ブランドを再び復活させたいと当会が申し出たところ、蔵も(芳水で高垣杜氏の後を継いだ)竹内杜氏も快く応じてくれました。

引用ここまで。愛されていたんですね。

このお酒は、お店で隣に座っていたおっちゃんが「たかがきください」って注文されてたのがきっかけで僕も注文しました。聞いたときは「高垣」だと思ったんですよね。「高垣」と言えば「龍神丸」の高垣酒造さんのお酒。前に飲んで美味しかったんですが、それ以来一度も見ていないレア酒です。そんなものが置いてあるのかと思ったら、出てきたのが「高柿木」初めて見る銘柄だし、おっちゃんに聞いたら美味しいとのことだったので、僕も追随しました。
それでは、飲んでいきましょう。

上立ち香、少しクセある酸旨甘。かすかに熟成かかってて、やわらか不思議な魅力があります。

口当たり、まろやかだけど、くっきり味。クラシックな乳酸ほの甘ズバンと入り、かすかにチリっと微炭酸。太い旨味も加わって、ぐぐっとふくらみどどんと締める。

主張が強い!! そして美味しい!! インパクトのあるお酒ですね。そして、アルコール感も強い。なのに飲みやすいのが凄いです。

 

アテは、鶏肝煮と、アテ油かす。油かすの濃い塩味と油にお酒が全く負けてません。美味しい!

ジブリで例えると「天空の城ラピュタ」の親方。筋肉自慢の脳筋マッチョです。20歳も年下のおかみさんに頭が上がりません。でもこの人、マッチョ揃いで喧嘩っ早い鉱夫たちをまとめ上げる、実力と人望のある人物なんです。

好き度:★★★★

高柿木

高柿木
高柿木

【DATA】
蔵元:芳水酒造有限会社(徳島県三好市)
造り:純米 無濾過生原酒 中取り
精米歩合:60%
アルコール度数:18.6% ・・・ 普通
日本酒度:6.6 ・・・ 辛口
酸度:1.6 ・・・ 高め
アミノ酸度:1.0 ・・・ 低い
製造年月:2026年1月

 

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