【長龍 慶雲】
甘旨な 日常飲みたい 晩酌酒




はじめましてのお酒、長龍さん。奈良県北葛城郡広陵町・長龍酒造さんのお酒です。全くはじめましての気がしませんね。というのも、長龍という銘柄は初めてだけど、他の銘柄では最近連続していろいろ飲んでるから。けっこうよく見かける吉野杉の樽酒、去年お蔵さんに伺って買ってきた現地限定のNAGOMI、季節限定の四季咲と立て続けにいただいています。
そして今回はようやく本命の長龍。それも定番普通酒です。定価税込2288円のリーズナブルなやつ。つまり、お蔵さんの実力が出るお酒ですね。
長龍酒造さんは大正12年(1923年)の創業。元々は、現在の大阪府八尾市に店を構える飯田商店という酒販店でした。創業者は、生家の飯田酒造場から独立しての開業した飯田弟一さん。飯田酒造場というお蔵さんは千葉にもありますがそちらではなく、かつて奈良県天理市にあって、飯田本店に改名した後、2015年に廃業されたお蔵さんです。
飯田商店さんは戦時中、お酒の販売が制限されたことから経営を多角化。現在では飯田グループとして、長龍酒造や綾菊酒造、酒販店、物流、食品製造、原料米販売、精米機械の販売、自在派遣業、飲食業、コンビニ経営までされています。これだけ見ると節操がないようにも見えますが、軸足は一貫してお酒。飯田グループについては、長龍酒造さんの公式サイトを見てもあんまり書いてません。でも、日本酒メディア・SAKE Streetさんの「酒米、製造、海外展開。日本酒業界で唯一無二の多角的経営に挑む飯田グループの哲学とは」という記事に詳しく解説されています。めっちゃ面白い記事ですし、読んだら飯田グループ・長龍酒造さんのことが好きになりました。


ちなみに広陵町のお蔵さんには、2022年にオープンした「長龍ブリューパーク」という施設があり、休日にはそこでお酒やビールを飲んだり食事をしたり芝生広場で遊んだりできます。春には高田川の桜並木を一望しながらお花見もできるそう。実際行ってみたら、建物も広場もめっちゃきれい。芝生広場では何組もの家族が遊んでました。
今回のお酒は、とある日本酒イベントでいただいたもの。このイベント、たまたま飲み屋で知り合った方の主催。そしてその方が長龍酒造の蔵人さんだったんです。というわけで、主催者さんに敬意を表して、まずは長龍さんからいただきます。
香りはふんわり米旨アルコール。ほんのり米甘乳酸もある、きれいなアル添クラシック。
口当たり、なめらか米甘やさしく入り、それがほわっとふくらみつつ、お米の旨味と乳酸と、アルコール由来の苦味もふわり。最後はアル苦でズバッと切って、心地よい苦ほの渋がじんわり残る。
良い日常酒ですね。晩酌にぴったり。

アテは、味噌冷奴。バーナーで炙った味噌と豆腐との相性がばっちり。お酒にも合います。美味しかった!
ジブリで例えると「君たちはどう生きるか」のキリコさん(下の世界の方)。中盤の海の世界で主人公・眞人を助けてくれる、力強い女性です。主役というわけではないけど、物語になくてはならない登場人物。
好き度:★★★★
とりあえず君たちはどう生きるかはキリコさんのカッコ良さを堪能する映画··· pic.twitter.com/SOVqykBO7X
— 新生かるた(改) (@manamanaxyz) 2024年2月19日



【DATA】
蔵元:長龍酒造株式会社(奈良県北葛城郡広陵町)
造り:普通酒
アルコール度数:16〜17% ・・・ 高い!
日本酒度:-2.0 ・・・ ちょい甘
酸度:1.2 ・・・ 低い
製造年月:2026年1月
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