こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

洒脱 > 耕一(崖の上のポニョ)[ジブリ酒]

洒脱(しゃだつ) (らん)

嫌味ない アル添甘旨 爽やかに

洒脱

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はじめましてのお酒、洒脱さん。岐阜県養老郡養老町・玉泉堂酒造さんのお酒です。5年前にメイン銘柄の「醴泉」を、そして3年半前に「無風」をいただいています。

無風は、難読銘柄としても有名ですね。もちろん「むふう」じゃありません。字面だと想像つかないけど、ラベルを見たら「もしかして」と思い、正解知ったら「やっぱり」ってなります。

醴泉(れいせん)」も難読ですね。「醴」は訓読みすると「あまざけ」。甘酒のことです。「醴泉」では、甘く美味しい水の湧き出る泉という意味で、美酒の例えとしても用いられます。お蔵さんのある岐阜県養老郡養老町は、滝の水が酒になったという親孝行の、養老の滝伝説で有名。その実際の滝は、お蔵さんから南西に直線距離4kmほど行ったところにあります。 醴泉という銘柄名は、霊亀3年(717年)にこの地を訪れた元正天皇が水を飲んで「醴泉は、美泉なり。もって老を養うべし」と言って年号を養老に改元したという故事に由来しています。

そして今回の「洒脱」は普通酒。洒脱とは「俗気がぬけて、さっぱりしていること。あかぬけていること」という意味。嫌味のないオシャレな感じですね。純米大吟醸みたいに気取らずに日常的に飲むイメージでしょうか? ただ、その後に付いている「乱」が気になります。酒乱じゃなければ良いんですが。

それでは飲んでいきましょう。常温でいただきます。

上立ち香、くっきりアル添アルコール感。甘さもアルコールとお米が由来で、控えめ酸もクラシック。

口当たり、常温のやわらかさに続いて、ほんのり甘味。旨苦酸味も現れて、旨苦ふわっとふくらみます。

いかにも普通酒っぽい味わいでした。でもそれが良い。嫌味なところは全くなくて、普通酒の良いところを集めたみたいな素晴らしいお酒でした。

アテは、引き続きの焼き味噌。当然のようにめちゃくちゃ合います。この味噌とこのお酒さえあれば、延々といつまでも飲めそう。味噌をなめたところにお酒を流し込むと、お酒がやさしくなって、その後で甘旨がふんわり幸せにふくらみます。うまあああ。

 


そして、焼き葱にも合わせてみました。290円のリーズナブルな一品なんですが、味噌ダレの中にもネギの甘味が活きていて美味しい。合わせると、お酒の甘味は抑えられるけど旨アルでカッコよく切れます。美味しい! また、葱に辛子を付けると、お酒がすっきり甘口になります。変化が楽しいし、なにより美味しい!

ジブリで例えると「崖の上のポニョ」の耕一。主人公・宗介のお父さんです。大して見せ場があるわけでもない、普通のお父さん。でも貨物船の船長ですし、やさしいし、嫌味のない良い男です。

好き度:★★★★☆

洒脱

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【DATA】
蔵元:玉泉堂酒造株式会社(岐阜県養老郡養老町)
造り:普通酒
原料米:山田錦
精米歩合:60%
アルコール度数:14~15% ・・・ 低め
製造年月:2026年2月

 

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