【たかたろう】
穀物感 どこかふんわり 懐かしい





ここから何本か、焼酎が連続します。
先日いつものお店で、喜界島の朝日酒造さんをゲストに迎えての「朝日の会」があったんです。朝日酒造さんのお酒は、去年「よんよ~り」「朝日」「壱乃醸朝日」を飲み比べてどれも美味しかったから、蔵元さんが来られると聞いて楽しみにしていました。
朝日酒造さんは、大正5年(1916年)創業。喜界島で最古の歴史を誇る焼酎蔵です。喜界島は、鹿児島市から380kmほど南に位置する奄美群島の島。九州と沖縄のまん中より少し沖縄寄りですが、県としては鹿児島県。面積は約57平方キロだから世田谷区と同じくらいで、7000人弱が暮らしています。


(右はphotoACからお借りした喜界島の写真)
凄いのは、島の面積の約40%が耕作地で、その3/4がサトウキビ畑なんです。耕作地40%って凄いですよ。Googleマップの航空写真で見たら畑ばっかり。山林よりずっと多いです。朝日酒造さんも自社農園で有機サトウキビを栽培していて、有機JAS認証・JGAP認証を取得するなど、安全で持続可能な農業をされています。
最初にいただく「たかたろう」とは、喜界島の古い方言で、梅雨明けの空に立ち昇る入道雲のこと。朝日酒造さんのお酒の中で唯一の減圧蒸留で、味・香りともに軽快でさわやかな飲み心地に仕上げたんだそう。
減圧蒸留とは、蒸留器内の気圧を下げることで液体の沸点を人工的に低下させ、低温で蒸留を行う手法です。熱による成分の劣化を防ぎ、スッキリとした軽快な味わいになるんだとか。
それでは飲んでいきましょう。
最初は、蔵元おすすめのソーダ割りから。
ソーダ割りにすると香りは流石に薄まってわからなくなりますね。
口に含むと爽やかな、酸と炭酸しゅわしゅわり。全くクセなく爽やかで、後味ほんのり甘い気配がふわりやさしく残ります。美味しい!
お酒自体の味わいも楽しみたいから、次はロックで。
香りは爽やか穀物と酸。どこかふんわり懐かしい。
口当たり、なめらかするんとやわらかく。味わいはほとんどないんだけど、どこか豊かさの気配があります。中盤からは酸味と苦味がほんのりと出て、苦アル豊かにふわっと締めます。苦味があるけど心地よい。


アテは、お蔵さんが作っている有機栽培の黒糖。自社栽培のサトウキビから作った黒糖です。有機栽培の黒糖ってかなりレアなんだとか。黒糖のやさしくて深い甘味が良いですね。めっちゃ美味しい。そして、原料の黒糖をかじりながら黒糖焼酎を飲むというのは、とても趣深いです。
なめろうも合いますね。お酒の苦味がきれいに消えてさらに飲みやすくなりました。
好き度:★★★★
(焼酎のときは、ジブリに例えるのはお休みです)



【DATA】
蔵元:朝日酒造株式会社(鹿児島県大島郡喜界町)
造り:黒糖焼酎 減圧蒸留
原材料:黒糖、米麹
アルコール度数:25%
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