こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

緊急レビュー:MiQs れもん

MiQs(ミックス) れもん】

MiQs

MiQs
MiQs

天美を醸して伝説を作った杜氏・藤岡美樹さんが新しい酒蔵・伊勢リキュールワークスを立ち上げてリリースしたお酒、MiQs れもん。本日発売のお酒です。

実はこのお酒、今週末に伊勢に遠征して、いろんなところに送る分も含めて7本予約してるんです。でもやっぱり発売当日に飲みたくて、買ってきちゃいました。

そんなわけで、いつも長文で書いているお蔵さんの紹介やストーリーは別途記事にするとして、ファーストインプレッションの長文レビューです。

 

さてこのお酒、日本酒ではなくリキュールです。原材料は、レモンと醸造アルコールとあといろいろ。お米を使ってませんし、クラフトサケとも違いますね。ともあれ、飲んでいきましょう。

藤岡さんのおすすめはロックか「炭酸割り1対2から2.5くらい」とのことですが、まずはストレートでいただきます。


香りはふわっとまあるいレモン。藤岡さんが惚れ込んだという瀬戸内海に浮かぶ島の上質なレモンが、ほんのり甘さをまとってやわらかくなって、それにアルコールの爽やかさが加わっています。まあるいと言うのは形のイメージ。レモンの尖った酸ではなくて、酸があるのにまあるい感じがするんです。かなり生きたレモン感があるのに、他の要素のおかげで、上質なレモンがさらに魅力的になっています。

口当たり、意外にやわらかレモンの酸。酸味はしっかりあるけれど、ほのかな甘味がそれをやわらかくしてくれています。
っと思ったら、くっきりとしたレモンの酸が一気にポン!!っと弾けます。おおっ!酸っぱい!!これはレモン。でも、それ以外にほんのわずかにピリッとした辛い刺激がありますね。日本酒では感じない、唐辛子か山椒か胡椒のようなクセのない刺激。でも微量すぎて何かはわかりません。

後半は、レモンの苦渋がじわっと広がり、その苦さを内包したレモンの含み香がふわり。後味にもしっかりレモンの酸が残るけど、それが不思議にすっと切れる。
途中のピリ辛と最後のキレ。これが原材料に入っている香辛料の効果でしょうか? 日本酒の制約から解き放たれた自由さの象徴かもしれません。使われているのはごく微量だけど、しっかり魅力になっています。これぞ「微差は大差」。

 

それでは、炭酸で割ってみましょう。用意したのは、ウィルキンソンの炭酸。藤岡さんのおすすめ通り、目分量でMiQs1:炭酸2くらいにしてみます。

香りは、甘さが薄まって、より本物のレモンっぽくなりました。

口当たり、しっかり炭酸+レモンの酸。お!? ストレートで飲むよりレモンですね。酸味の最大値はストレートよりも低いけど、甘味が消えた分だけレモン感が際立っています。最後にほんのり苦渋もでるけど、ほぼ酸味。

これは、レモンが好きでそのまま齧る人には良いけど、そこまでじゃない人には、糖分が入ったトニックウォーターかサイダーが良いかもしれません。無糖ソーダにグレナデンシロップも良いですね。

ちなみにひとつ注意点。MiQsさん、ストレートもソーダ割も、和らぎ水には合いません。水を飲みこんだ後に苦渋が残ります。

 

今回用意したアテは、クリームチーズの生ハム包みと、ホルモン焼き。

クリチ生ハムは、ほんのりブルーチーズの風味が立った後に生ハムの上品な旨塩が広がって、めちゃくちゃ美味しい。ただ、MiQsソーダとの相性はあんまり。お互いに我が道を行っています。もうちょっと薄めに割った方が良かったかな。

ホルモンは、十三の商店街で買ったやつ。じゃりン子チエに出てきそうとまでは言わないけど、古き良き感じのホルモン屋さんでした。この量で350円という超コスパ。でも、臭みはないしやわらかい。そしてしっかり濃い味付けが酒を飲めと誘ってきます。うっま! で、これがMiQsソーダにめっちゃ合う。ホルモンの濃い味をレモンと炭酸がスパッと切って、その一瞬あとに上質レモンの香りと風味がふわっと華やかに広がります。酸っぱさもあるんだけど、酸味がやさしくなって、単体で飲むよりも美味しいです。
ふと思いついて、ホルモン焼きにMiQsストレートを合わせてみたら、それもめちゃくちゃ美味しい。レモンの魅力がさらにマシマシ。単体で飲むよりなぜか苦味がくっきりするんだけど、その苦味がまたチャーミング。これ、ある程度濃い味のアテなら、ストレートをぶつけるのアリです!

そして今回は迷った挙句にスルーしたんだけど、きっと鶏の唐揚げにめっちゃ合う。ぜひ合わせてみてください。僕も次は合わせてみます。

 

その後、ロックにもしてみました。
おお!! ロックはかなり好み。薄まり具合がちょうど良くて、ストレートの魅力もちゃんと残ってる。これは良い!!

最後に、水割りにもしてみました。こちらも目分量でMiQs1:水2くらい。
お!?!?
やわらかい!
美味しい!!
炭酸の刺激がない分だけ、まろやかで、酸味もやさしい気がします。個人的には水割りがいちばん好き。しかも、もっと水を多くしても、味は薄くなるけど魅力は薄くなりません。やわらかくて美味しい。さっき、和らぎ水には合わないと言ったけど、薄めの水割りが和らぎ水になるやん!!

 

というわけで、ファーストインプレッションレビューでした。
藤岡さんのお酒というだけで感無量なんだけど、飲んだらやっぱり美味しかった。上質なレモンが生きているお酒です。

こるね酒では、MiQsと伊勢リキュール・ワークスさんと藤岡さんを全力で応援しています。MiQsれもんについては、いろいろ試してみてまた記事を書く予定です。

 

好き度:★★★★☆

【DATA】
蔵元:株式会社 伊勢リキュール・ワークス(三重県松阪市)
造り:リキュール
原材料:レモン果汁、醸造アルコール、糖類、香辛料
アルコール度数:20%
製造ロット:26EA

 

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