【十六代九郎右衛門 再醸仕込 うすにごり】
たっぷりと 蜂蜜レモンの 酸甘味




かなりお久しぶりの十六代九郎右衛門さん。長野県木曽郡木祖村・湯川酒造店さんのお酒です。別銘柄の木曽路は去年飲んでますけどね。
湯川酒造店さんは、慶安3年(1650年)創業。木曽路の主要な宿場町として栄えた薮原宿に蔵を構えました。木曽は山岳地帯で稲作ができなかったんですが、良質な木材に恵まれていて、それを流通させることで米が集まったんだそうです。ちなみに木祖村って、よくある木曽の表記違いかと思ったら、「木曽川の源流の地であることから、木曽の祖という意味を込めて名付けられた」んだそうです。
時代は流れ、14代目の当主が商標登録したのが、今回の「木曽路」。ちなみに先代の15代目は「十五代九郎右衛門」を立ち上げ、現蔵元の16代目・湯川尚子さんが「十六代九郎右衛門」に改称します。
そしてこの十六代九郎右衛門の純米吟醸 美山錦が2023年、国際的なお酒のコンクール・IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2023で、チャンピオンサケの栄冠に輝きます。IWCは、普通酒・純米酒・純米吟醸酒などの部門に分かれて審査され、部門ごとに最高位のトロフィーが与えられます。そしてそのトロフィーを取ったお酒の中から1点だけ選ばれるのがチャンピオンサケ。つまり世界一の栄冠というわけです。
今回のお酒は、再醸仕込。三段仕込みの三段目・留仕込の仕込み水の代わりに日本酒を使うお酒。いわゆる貴醸酒というやつですね。ただこの「貴醸酒」と名乗れるのは、「貴醸酒協会」に加盟しているお蔵さんだけ。だから違う名前で呼んでいるわけですね。
それでは飲んでいきましょう。
香りはほんのり蜂蜜レモン。わずかに麹の米甘旨。
口当たり、しっかり甘い蜂蜜と、やわらかレモンの柑橘酸。甘味は糖分たっぷりで、さらに豊かにふくらんで、レモンの苦味もじんわりと。
含み香わずかに蜜レモン。後味しっかり蜜甘と、ほんのりレモンの酸苦味。
あっま!!
たっぷり甘いお酒です。めちゃくちゃ美味しい。甘味って人間の根源的な欲求に訴えかけますね。

初日のアテに用意したのは、カマンベールとゴルゴンゾーラのハイブリッド・カンボゾーラと、ブルーチーズ・ゴルゴンゾーラピカンテ。
カンボゾーラだと、ちょっとおとなしくてお酒の甘味に負けてしまいます。ゴルゴンゾーラくらいのしっかり味があってちょうど。でもまあ、デザート酒として単体で飲むのが幸せです。


ただ、「レタスと豚のせいろ蒸し」にはなぜか合いました。ポン酢しょうゆ+レモン汁の酸が甘味が引き立てられるんですね。ということは、僕が常々「最強のアテ」と呼んでいるレモンにも合うはず。実際やってみたら大成功でした。レモンの酸味がお酒の甘味を爽やかに引き立てます。
このお酒に合わせるためにレモンをもう1個買ってきました。このお酒を飲み終わった後でMiQsれもんが発売されたんですが、この2本の飲み合わせもしてみたかったですね。
ジブリで例えると「耳をすませば」のラストシーン。もう直接的に甘々です。
好き度:★★★★★
#終わり方が最高に好きな映画
— 綺羅 (@kira_orga0816) 2020年1月7日
「耳をすませば」だね🌟
何回観てもラストの「雫!大好きだ!」はニヤニヤが止まらない😚 pic.twitter.com/oPEyYBNMOR



【DATA】
蔵元:株式会社 湯川酒造店(長野県木曽郡木祖村)
造り:再醸仕込 うすにごり 生原酒
精米歩合:70%
アルコール度数:13% ・・・ 低い
製造年月:2024年4月
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