【白瀧 生もと造り 純米酒】
なめらかで ほど良くきれいな 生酛酒




はじめましてのお酒、白瀧さん。初めて見たとはいえ、めっちゃ馴染みのある銘柄です。だってこれ、上善如水の白瀧酒造さんのお酒。前回は、高級酒・SAKE HUNDREDの弐光をいただきました。しかもこれ、生酛です。白瀧さん、生酛やってたのか! 上善如水とは対極にある造りだと思うんですよね。
このお酒、白瀧酒造さんの杜氏が2017年に交代したのを機に、新杜氏の松本さんが伝統的な醸造方法での仕込みで造り始めたお酒。年に2回だけ、タンク1本だけという小仕込みです。
白瀧酒造さんは安政2年(1855年)創業。創業者は湊屋藤助さん。前に創業者の名を冠した湊屋藤助というお酒もいただいています。
代表銘柄の上善如水が生まれたのは1990年。それが大人気になったことで、白瀧酒造さんの生産量もめちゃくちゃ増えていきます。現在は以前よりは落ち着いているものの、かなり大手のお蔵さんです。
そんなお蔵さんを2006年に引き継いで7代目蔵元になったのが高橋晋太郎さん。当時29歳という若さでした。しかも90年代の大ブームが落ち着いて売り上げが落ちてきたタイミングで、難しい経営判断を託されます。しかし高橋さんは、3年かけて全量純米化を実現させるなどの施策を行い、売上は上昇に転じさせることに成功しました。
そして2017年、杜氏も、14期務めてきた山口真吾さんから松本宣機さんに引き継がれます。松本さんも当時27歳という若さ。引継ぎには3年ほどかけたということだから、杜氏候補になったのは24歳! こんな大手の蔵の杜氏としてはめちゃくちゃ若いです。でも現在、上善さんのお酒ってやっぱり美味しいんですよね。凄いなあ。
さて、それでは白瀧さんを飲んでいきましょう。
上立ち香、乳酸ほの旨ふんわりと。ほんのり蜜の甘さもあって、生酛らしさもあるけれど、やさしく澄んだきれいな香り。
口当たり、なめらかくっきり乳酸で、その酸に、引き連れられて、甘旨苦。じんわり豊かに広がります。
生酛らしいしっかり旨酸もあるけど、ほど良くきれいでバランス良くて、苦味はあるけど雑味はない。
温度が上がると、旨味がどどん。それも魅力的です。でも個人的には冷やした方が好きでした。生酛のクラシックさはありつつ、それがちょうど良いんです。さすが白瀧の名を冠するお酒。クラシックだけど古臭くはありません。

アテは引き続きの、チーズ入りだしまかず。合わせると、やさしい旨味がふんわりと。お酒がやわらかくなって、めっちゃ合います。
ジブリで例えると「ゲド戦記」のハイタカ。めっちゃ重要人物なのに、ほど良いくらい。クラシックさもあるけど、古臭さはありません。
余談ですが、こないだ、鳥展という展示会に行ってきたんですが、いました、ハイタカ。

鳥のハイタカは、英語ではゲド戦記のハイタカと同じでSparrowhawk。日本語では「疾き鷹」が語源でカッコいいんですが、英語では「スズメを狩る鷹」。あんまり強そうじゃないですね。実際、大きさはカラスよりも少し小さいくらいですし。でもカッコよくてかわいい鳥でした。ちなみに、鷹狩に使われていたこともあるそう。
好き度:★★★★
ゲド戦記のハイタカ好きすぎて練習してた#ゲド戦記 #ハイタカ #ジブリ #StudioGhibli pic.twitter.com/zGTAc4LO4l
— どらねこ (@morihige2525) 2020年7月3日


【DATA】
蔵元:白瀧酒造株式会社(新潟県南魚沼郡)
造り:純米 生酛
精米歩合:60%
アルコール度数:16~17% ・・・ 高め
日本酒度:-1 ・・・ 普通
製造年月:2026年4月
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