こるね酒

日本酒ブログ。原則毎日昼12時更新+α。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

鬼の舌震い > フクオさん(魔女の宅急便)[ジブリ酒]

鬼の舌震い(おにのしたぶるい) 本醸造 超辛口】

やわらかく やさしい米甘 コク苦味

鬼の舌震い

鬼の舌震い
鬼の舌震い
鬼の舌震い
鬼の舌震い

はじめましてのお酒、鬼の舌震いさん。なんだこれ?
僕はいろんなお酒を飲みたいタイプなので、知らないお酒があったらとりあえず注文してみます。今回は、通りすがりに初めて入ったお店で、メニューにあったから注文してみたお酒。名前からすると、ど辛口な感じですね。鬼の舌すら震えるくらいのビリビリ辛口っぽい名前。

で、注文して瓶を見たらこれ、千代むすび酒造さんなんですね。なら間違いない。鳥取でいちばん好きなお蔵さんです。

そもそもの鬼の舌震いというのは、島根県奥出雲町にある峡谷の名前です。急流が岩を削ってできた、絶壁と奇岩の異質な景観が2km以上続いているんだとか。

鬼の舌震い
その由来は、天平5年(733年)に完成した「出雲国風土記」の中にある伝説。「ワニが玉日女命(たまひめのみこと)という美しい女神を恋い慕う」という記述の「ワニのしたふ」が転訛したものと伝えられます。

千代むすび酒造さんの説明文を引用すると「
名前の由来は、一世を風靡している〇滅の刃で話題の「鬼の試刀岩」がある、島根県奥出雲町の【舌震い"恋"吊橋】からきています。
鬼が刀の試し切りで岩を真っ二つにしたように、このお酒は味の濃い料理の油等もスパッと切り、スムーズなフィニッシュをもたらします。
」だそうです。

鬼の舌震い
こちらが、鬼の試刀岩。なるほど一刀両断されてますね。

 

話は戻って、千代むすびさんの超辛口ってどんなんでしょうね。それでは飲んでいきましょう。

上立ち香、ふんわり水っぽさと、少しだけ米旨。この水っぽさは時々感じますね。夕立ち前の雨の気配の香りです。化学的には「ペトリコール」という物質名。前に飲んだ別の千代むすびさんでも感じた香りです。

口当たり、するんと優しい米甘味。それがふわっと膨らんで、旨酸苦味も現れて、コク苦旨でじわっと閉じる。
このコク苦が、めっちゃ千代むすびさんらしい。苦味がしっかりしてるのに、やわらかいから心地良い。酸味もやわらかいですね。そして超辛口って書いてあるけど、ちゃんと甘味を感じます。

含み香おだやか米旨苦で、後味苦味がやわらかく、じんわり残ってすうっと溶ける。ズバッと切るタイプの超辛口じゃなくて、やわらかいけど後味がきれいに消えるタイプです。美味しい!

温度が上がると酸がふくらんでくるけど、それもやわらかくて良い感じです。

 


合わせて注文したアテは、干しエビと小松菜のおひたし。出汁がたっぷりで、干しエビの風味も加わって、めちゃくちゃ美味しいです。お酒にもめっちゃ合う。

ジブリで例えると「魔女の宅急便」のフクオさん。おソノさんの旦那さんです。無口で一見すると恐そうだけど、実はめっちゃやわらかくてお茶目で良い人。

好き度:★★★★☆

鬼の舌震い

鬼の舌震い

【DATA】
蔵元:千代むすび酒造株式会社(鳥取県境港市)
造り:本醸造
精米歩合:70%
アルコール度数:14% ・・・ 低め
造年月:2026年4月

 

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