こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]風の森 > アスベル(風の谷のナウシカ)

風の森かぜのもり みんなで花火を打ち上げるお酒2021】

ほの甘で しっかり苦しゅわ ミネラル感

風の森

風の森

こちらのお酒、10月1日の「日本酒の日」に合わせて風の森の油長酒造さんからリリースされたイベント酒です。実際に大阪・舞洲でリアルの花火大会をやりつつ、インターネットでもライブ配信するという気合いの入ったイベント。粋ですねえ。しかも今年は、日本酒の日と緊急事態宣言の解除が重なった特別な日です。

というわけで、10/1にいただきました。
久しぶりの馴染みの居酒屋さんで、ライブ配信を流しながら、18:30の花火打ち上げに合わせて乾杯です。いやあ、大手を振って外で飲めるの、嬉しいですねえ。

香りはほのかにお米の旨味。
口当たりは微ピリとほの甘苦酸味。あれ?風の森なのにそんなに炭酸感ない?っと思った次の瞬間、一歩遅れてしゅわーー。続いて控えめな甘さとふくよかな苦さがふおーーーっと広がります。これぞ風の森。ミネラル感のある苦味が美味しいです。キレもふわっ。
お酒が美味しいのはもちろんなんですが、この日この時しかない、特別な感じがたまりませんね。

ジブリで例えると「風の谷のナウシカ」のアスベル。最初に登場した時にはトルメキアの船をガンガン沈めちゃいますが、顔が見えると爽やか好青年。根は良い奴なんです。たぶん。

そして、映画版のラストでは、はっきり描かれているわけじゃないけど、ナウシカと結ばれます。それも政治的な理由で。
その根拠は、エンディングで、風の谷の人たちとペジテの人が一緒に仲良く作業しているシーン。これ、よく考えたらおかしいんですよね。だって風の谷に蟲をけしかけたのはペジテだから。普通、相当な憎しみがあってもおかしくない。それを乗り越えるためには、族長同士が結婚するくらいの結び付きが必要になるという理屈です。これ、岡田斗司夫さんの説なんですが、目から鱗でした。まあ、当人たちが幸せならいいですけど。

ここからは僕のオリジナル説です。たぶん族長同士の結婚だけじゃなくて、賠償の意味も込めてペジテ側からの相当な技術や資源の供与もあったでしょうね。ペジテには資源が残っているけどそれを活用できるリソースがない。一方風の谷には工業資源がないですから。また、ペジテの残党と、クシャナとの密約もあったはずです。そうじゃなきゃペジテ側もトルメキア側も収まりがつくわけがない。ペジテにもクシャナにも、トルメキア中枢部という共通の敵がいるから、手を結ぶ理由はたっぷりあります。
実はこのエンディング、平和が戻ってきたように見えて、いろいろキナ臭い裏側もありそうです。

満足度:★★★★☆

風の森

風の森

 

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