【ハクツル 香るうまくち大吟醸原酒】
甘ふわん やさしくきれいな 高アル酒
白鴻さんからの白鶴さん。白くて大きい鳥つながりですね。
白鶴さんは、約1年ぶり。今回は、前回飲んだ缶のお酒・香るうまくち原酒の大吟醸バージョンです。今年2月26日に発売されて、日本酒クラスタの中ではちょっと話題になってたんですが、ようやく買えました。
デザインも良い感じに対称的ですね。
缶の日本酒って、メリットいろいろあるんです。瓶よりも軽くてコンパクトで割れない。それに、劣化の原因になる紫外線を通しません。
このタイプのデメリットはリキャップできないくらいですが、1合180mlならそれも問題ありませんね。でもなかなか普及しないのはなぜでしょう? 素人の予想ですが、その理由は生産ロットの大きさにあるんじゃないかと思います。瓶だとラベルの印刷は小ロットでも対応可能なんですが、缶の印刷やボトリングって大量生産が前提の工程になっていて、小ロット対応できないのかと予想します。 そのあたり、詳しい方がいらっしゃったら教えてください。
ちなみに、この口が広く開くタイプの缶の日本酒は、有名な菊水ふなぐちをはじめ、五郎八・前回のハクツル・出羽桜、まだ飲んでない田酒や東光なども、全て同じメーカーの缶です。フタ面の印刷が全く同じ。リキャップできる缶はいろいろ形状ありますが、フタが取れるのはこれだけっぽいです。
それでは、飲んでいきましょう。しっかり冷やしてグラスに注いで、いただきます。
香りは控えめ、糖甘アル。
口に含むとほんのりと、シロップ甘味がやさしくするり。それがふわっと広がって、旨苦アルも追いかける。
え???
やさしくてきれい!!
これ、アルコール17度? 飲みやすい! そんな高さを感じさせない、ちょうど良いアルコール感です。
すっきりきれいで、酸味は控えめ。苦味はアルコール由来っぽいです。
美味しいやん!!
前の香るうまくち原酒は、19度の高アルとたっぷり糖分の甘味と爽やかハーブ苦が刺激的だったんです。甘味の方向性は同じなんだけど、かなり印象違います。
合わせて作ってアテは、ジェネリック無限パスタ。
もう何度も何度も作ってるウチの激ウマ定番パスタです。元はリュウジさんのバズレシピですが、いろいろ工夫を加えたので、半分オリジナル。鶏肉とゴマ油の旨味・ネギの甘味がたっぷり効いてほんと大好きなんです。お酒にもよく合います。
ただ、このハクツルさん、いい子だからたいていのアテとは仲良くできそうですね。
ジブリで例えると「コクリコ坂から」の悠子。主人公・海ちゃんの友達の、アンパンが好きな子。そんなに主張するタイプには見えないけど芯は強くて、ソロでも堂々と歌い出します。カッコいい!
好き度:★★★★☆
自称コクリコ坂からガチファンとしては
— みやち (@onsokubishoujo) 2023年5月8日
宮崎吾朗は山崎君と悠子の外伝を作れ pic.twitter.com/qjJLJKpcuX
【DATA】
蔵元:白鶴酒造株式会社(兵庫県神戸市東灘区)
造り:大吟醸 原酒
精米歩合:50%
アルコール度数:17% ・・・ 高い
日本酒度:±0 ・・・ 普通
酸度:1.5 ・・・ 普通
アミノ酸度:1.1 ・・・ 低め
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