こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]蔵粋 > 西司朗さん(耳をすませば)

【蔵粋 アマデウス】(くらしっく)

薄甘蜂蜜のやわらかさ

蔵粋

モーツァルトを聴かせて発酵させたという日本酒シリーズ。蔵粋と書いて「くらしっく」と読ませます。同じシリーズには、「マエストロ」「シンフォニー」「コンチェルト」「アリア」などのお酒があります。

実はこのシリーズ、前から知ってはいました。僕はオーケストラでホルンを吹いてるんですが、そのオケの合宿でよく持ち込まれてたんです。とは言え、ちゃんと味わうのは初めて。

香りはほのかな甘味からのかすかな蜂蜜。フルーティーさはありません。
口当たりはほんのり薄甘で、甘味はすぐに引いていって、控えめな旨味が現れます。後味はわずかにドライですが、全体の印象としては柔らかいですね。2020年10月製造だけど、なぜかなんとなく熟成感もあります。うん、美味しい。

でも正直なところ、お酒のイメージはモーツァルトっぽくはないです。モーツァルトはもっと透明感があってシンプルで純粋でキラキラしてる感じ。このお酒は、作曲家で例えるならボロディンかな。甘いメロディーと土の香りの郷愁感があります。

ジブリで例えると「耳をすませば」の西さん。聖司君のおじいちゃんです。特に「雫さんの切り出したばかりの原石を、しっかり見せてもらいました」のシーン。未熟さをあたたかく包み込んでしまえる優しさがあります。

満足度:★★★★

蔵粋

 

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