こるね酒

原則毎日AM11時更新+α。日本酒好きのホルン吹きです。飲んだお酒を、ジブリ映画のキャラやシーンに例えながら紹介します。異論反論大歓迎。日本酒に詳しくない方でも、ジブリ作品に詳しくない方でも楽しんでいただけるように書いていきます。

[ジブリ酒]不動 > 魔女の宅急便

【不動 吊るししぼり無濾過 純米大吟醸生原酒】

複雑な旨味甘味がふぁーっと広がる極上大吟醸

不動

このお酒、おそらく前に酒のやまもとさんで試飲して感動したやつ。その時は試飲用の非売品だったから、通常ボトルは見ていなかったんですよね。でも、味の印象は鮮明で、不動の純米大吟醸の吊るしというのをしっかり覚えてました。だから、今回は見つけた瞬間に注文です。

口に含むと、まずは梨や蜜のような甘味と複雑な旨味。その後ろから恍惚感のある控えめな苦味が広がります。上質という言葉では足りないくらい、感動的。苦味もしっかりあるのに、美しいです。
そして、口に含んだ瞬間から感じる含み香がまた素晴らしい。17度の高めのアルコールに溶け出した甘味旨味たっぷりの含み香が、最初から口の中いっぱいに広がります。「ふわぁ」ではなく「ふぁー」という速度感。

とにかく幸せいっぱいだったので、最後にもう1杯リピートしました。今年はいろんなお酒を飲んで勉強する年にしようと決めてるので、あんまりリピートはしてないんですが、これはやっぱりもう1杯飲まざるを得ない。飲み終わって、幸せにひたりながらお店を後にしました。

ジブリで例えると「魔女の宅急便」。今までのようにキャラクターやシーンではなく、映画全体。ジブリの中で最も好きな作品のひとつです。優しさに包まれるようで、爽やかで、苦味さえも愛おしい。見終わった後に幸せな気持ちが残ります。

満足度:★★★★★

魔女の宅急便©スタジオジブリ

不動

 

 

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