【髙龗 翠判 無濾過生原酒】
やわらかい 爽やかおだやか 低アル酒
あ、、、いつもの画角の写真撮り忘れてた。
こないだ十四代様とのブラインドガチ飲み比べをした髙龗さん。高千代、たかちよ、59Takachiyo、シン・タカチヨなどを醸す高千代酒造さんが、2022年に発売開始した新シリーズです。今回は、日本酒普及系VTuber・如月ささらさんが飲むのに合わせて、初夏の限定酒・翠判を買ってきました。ラベルには「翠」としか書かれていないんですが、検索すると「翠判」と出てくるので、たぶん正式名称は翠判なんでしょう。
そもそも「龗」も見かけない字ですよね。コトバンクによると、高龗は「たかおかみ」と読み、『高は山峰を意味し、龗は水をつかさどる蛇体の神のこと。日本書紀に登場し、
そもそも変換しにくい漢字なので、ネットでは「高龍」と書かれることもあります。ちなみに龗は僕のPCとiPhoneでは「おかみ」で変換できました。Androidはダメだったけど「たかおかみ」なら「高龗神」が出てきます。
高龗シリーズは、「神の宴に捧ぐ酒」をテーマに40年ぶりにリニューアルした普通酒。「手頃な価格で高品質」を追求したシリーズです。安くて美味しいお酒、助かります。これまでに、スタンダードな
このシリーズ、当初は一升瓶だけだったんですが、人気が出てから四合瓶も追加されました。でも一升瓶は税込み2420円という超コスパなの対して、四合瓶は1540円だから割合だけ見るとちょっとお高めです。ここはたぶん、シリーズ立上げ時の「飲食店の助けになりたい」というコンセプトが残ってるんでしょうね。まあ、1540円なら十分です。それに、大事なのは味。それでは飲んでいきましょう。
色は透明。にごりではないけど、細かい粉ような澱がふわふわ浮いてます。
香りはほんのり、薄めたメロンと青リンゴ。それに爽やか柑橘酸。薄いのにしっかりフルーティーで、やわらかくて美味しそう。
口に含むと、ほの酸ピリ炭酸。その酸がふくらみつつ、甘味旨味もおだやかに現れます。最後は旨味がほわっとふくらみ、きれいにすっきり消えていく。
酸旨が中心で甘味は控えめ。でも味わいはとてもやわらかいです。苦味はほどんどなくて、最後に少し渋味がじわり。13度の低アルだけあって、アルコール感もおだやかです。
やわらかおだやか低アル酒。でも、物足りなさは全くありません。ふんわりフルーティーで美味しい。
翠という名もわかります。どことなく新鮮野菜のような青々しさを含んだ爽やかなお酒でした。
アテは、時々買ってる「お肉屋さんのミートオードブル」。いつもは398円に半額シールが貼ってあるものを買ってるんですが、この日は売り切れてたので、豪勢に798円のものを半額。もう、こちらのスーパーに来たら、まずこれが安くなってないか確認するのが習性になっています。めっちゃお得!
今までの髙龗さんの傾向から合うだろうなとは思ってたんですが、やっぱりどのお肉にもばっちり。特に、ローストビーフと鴨パストラミは優勝でした。お肉自体にしっかり旨味のあるものが良い感じですね。その肉旨を酸で切りつつ、お酒の旨ほの甘がふわああああ。
そして、お酒に合わせて作ったのは「鶏の味噌漬け」。リュウジさんのレシピで、オリジナルは味付けのお酒にWAKAZEを使ってたけど、今回は高龗さんを使います。と言っても大さじ1だけですけどね。たった30分漬け込むだけで味がしみて、当然のように高龗さんにもめちゃくちゃ合いました!
ジブリで例えると「借りぐらしのアリエッティ」のアリエッティ。アリエッティってどこか緑っぽさを感じるんですよね。今回の髙龗さんは特に、ラストシーンの晴れやか爽やかアリエッティです。
好き度:★★★★
【DATA】
蔵元:髙千代酒造(新潟県南魚沼市)
造り:普通酒 無濾過生原酒
アルコール度数:13% ・・・ 低い
製造年月:2024年3月
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